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写真はイメージ(PIXTA)

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転職サイト「日経転職版」は特別セミナー『次世代リーダーの転職学 ミドル・シニアにおける最新キャリア事情』を開催した。人材業界の最先端で活躍するルーセントドアーズ代表取締役の黒田真行氏に、ミドル・シニアの転職事情をテーマに話を聞いた。さらに、視聴者から寄せられた質問にも答えてもらった。

―ミドル・シニアの転職市場の現状について教えてもらえますか。

「ミドル・シニア」と呼んではいるものの、ミドル世代は30代後半からシニア世代は60代まで含みますから、実際には幅広い世代を指すことになります。それを踏まえての話ですが、転職マーケットそのものは今から約14年前のリーマン・ショックをきっかけにいったん大きく後退したものの、その後10年以上ずっと右肩上がりです。

求職者の選択肢も増え続けています。少子高齢化による労働力人口の減少も、ミドル・シニアにとっては追い風になっていると思います。

ただ、採用する側の企業としては、やはり20代ぐらいからの若い世代をより多く採用したいというのが現実としてありますから、35歳を超えると、40歳、45歳、50歳……と5歳刻みで求人が半減していくような傾向はあると思います。

―ミドル・シニア層で転職に迷っている人は、どのように意思決定すればいいですか。

ルーセントドアーズ代表取締役の黒田真行氏

ルーセントドアーズ代表取締役の黒田真行氏

1人1人置かれている状況が違うので、全員に共通した「こうすればいい」ということはありませんが、例えば、自分の働いている業界が右肩下がりでこの先V字回復する見込みもないならば、「今の自分の年齢」と「自分はあと何年働き続けたいのか」をよく考えてみるといいと思います。残りの仕事年数を鑑みて、一大キャリアチェンジをするかしないかを意思決定すればよいかと考えます。

―転職を決めた場合、どのような心構えで、何を準備すればいいですか。

今と同じ業界に同じ仕事で転職をするのか、まったく違う業界で違う仕事をするのか、あるいは違う業界で同じ仕事をするのかなど、「同業界・同職種」「異業界・異職種」などの組み合わせによって転職事情は変わりますから、まずは自分自身のキャリアに関するグランドデザインを描く必要があります。

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