Men's Fashion

世界のトラッドこんなに違う 米欧アジアの6都市比較

How to

2022.9.20

MEN'S EX

世界的にも今、ブームとなっているトラッドスタイル。各国のウェルドレッサーたちはどんなテイストを取り入れながら自分流に着こなしているのか? 個性を重んじながら表現された国ごとのアーリーサマートラッドテクをいざ拝見!




New York

胸元に個性を取り入れたNY 流“Ametora”スーツスタイル

(左から)

「The Armoury Tribeca」Manager

Daniel C. Greenwood(36)

とくにルールを決めているわけではないが、トラディショナルなアメリカンスタイルが好みというダニエル。ベーシックな紺ストスーツにも、白シャツやシルクタイでなく、あえてピンクカラーのピンオックスBDと黒ニットタイを合わせたのがこだわりだ。クラシックなスーツながら胸元は少しカジュアルなので、足元もオールデンのコードバン黒ローファーで雰囲気を統一。

「The Armoury」Co-Founder

Mark Cho(39)

アーモリー別注リングヂャケットのコットンシアサッカースーツで爽やかに。ここにシャンブレーシャツ+ドレイクスの幾何学大柄タイでブルーのグラデーションが完成。足元も素足履きでなくネイビーホーズを合わせているのもきちんと、かつ格調高く見せるポイント。いい感じに味の出たYohei Fukudaのローファーでサマートラッドスタイルが完成!(Instagram:markchodotcom)

「The Armoury Tribeca」 Sales Specialist

Tim Smith(63)

ベーシックなグレースーツに合わせたのは、ハンドメイドシャツにクラシック小紋タイ。胸ポケのチーフのブルートリミングも、タイのカラーとうまくリンクして洒落(しゃれ)度UP。足元はカルミナのコードバンの外羽根シューズというイタリアンクラシックな趣でまとめた。1987年に購入したというロレックスのオイスター、モスコットのゴールドフレーム眼鏡も格調高さを加えている。

London

ドレイクスメンバーが共演するブリティッシュ・トラッドの最旬形

(左から)

「Drake’s」Sales Assistant

André Larnyoh

全身ブラウントーンでまとめたスーツスタイル、実はよく見るとコーデュロイというのがブリティッシュ・トラッド感満載。肌寒いロンドンの夏らしい選択だ。スーツがダークな分、中は白のポプリンシャツとオリーブグリーンの小紋タイでシックに。シャツのBD襟を外しているのも味あり。ゴールド系の時計も、全体のブラウントーンと相性抜群だ。

「Drake's」Sales Assistant

Moteen Iqbal

着るほどに味が出るコットンリネンスーツに、ロンドンストライプのシャツ、グレイッシュなドットニットタイを合わせてクリーンな印象にまとめた。足元はダークブラウンのローファー×ボルドーカラーのソックスでシックに。手元はカラフルなリボンベルトの時計でハズしたのもポイントだ。絶妙にドレカジバランスが効いた、サマートラッドスーツルックが完成。

「Drake's」Customer Service

Claudiu Pascalau

キャンバス素材の5ポケットジャケットに、クレイジーパターンのマドラスチェックのワークシャツを合わせたブリティッシュ・アメリカンなトラッドコーデ。ボトムスにはあえてブリーチの効いたセルビッジデニムを合わせてラギッドな雰囲気を出しながら、足元はスエードタッセルローファーにパープルソックスで少しドレッシーな雰囲気をプラスしている。

「Drake's」Sales Assistant

Will Jeffrey

明るめのコットンスーツにペンシルストライプのポプリンシャツという爽やかなVゾーン。ここにイエローのモチーフタイを合わせたことで鮮やかなコントラストがつき、胸元が一気に華やかに。カジュアルスーツなので足元もブラウンスエードローファーで軽やかに。ここにビビッドなピンク色ソックスをのぞかせ、全身の中に2つのカラーポイントを作った。

「Drake's」Sales Assistant

Oliver Dann

ガンクラブチェックのブレザーにピンクのロンドンストライプOXシャツという、英国トラッドらしい柄合わせ。柄が派手な分、黒のシルクニットタイで引き締めているのがポイントだ。BD襟のボタンは外して、ちょっと外にハネさせてアクセントに。ジャケットのブラウンチェックに合わせて、靴はブラウンスエード、ベルトも茶で統一感を出している。