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デジタルシフトによりビジネス環境が激変する中、ビジネスパーソンはどのようなスキルを身につければいいのか――。10月7日に開催されたNIKKEIリスキリングのウェビナーに、元LinkedIn日本代表で「転職2.0」著者の村上臣氏と、エン・ジャパン「AMBI」事業責任者の峯崎直哉氏が登壇。AMBIの求人検索キーワードランキングに基づき、「いま売れるスキル、これから有望なスキル」について縦横無尽に語った。4回にわたって、当日の模様をお届けする。(司会=NIKKEIリスキリング・桜井陽)

Vol.1のポイント
・新規営業や新規ビジネスの立ち上げ人材に需要
・スタートアップかいわいで勢いがあるのはSaaS関連
・インサイドセールスとカスタマーサクセスが急上昇
・顧客と一緒に課題を見つける課題分析能力の強み
・社外の客観的な求人データを参考に自分アップデート

桜井:村上さん、峯崎さん、よろしくお願いいたします。早速ですが、今日のウェビナーのテーマとしたいランキング表がこちらになります。ご提供いただいたエン・ジャパンの峯崎さん、これが一体どういうものなのか、まず説明していただけますか。

峯崎:はい。AMBIをご利用いただいている企業が欲しい人材を探される際に、どんなキーワードで検索されることが多いかをまとめたものでして、2018年から22年までの5年分のデータとなります。過去には多く検索されたキーワードが直近では減っていたり、過去になかったものが急に登場したりといった変化が見てとれると思います。

桜井:最新の22年のデータから見てみると、SaaS、カスタマーサクセス、Java、インサイドセールス、Python、Salesforce、広告運用、新規、AWS ……。CSはカスタマーサクセスの略でしょうか、いろいろありますね。

「新規」が意味するものは

村上:これは要するに需要側のデータが出てるわけで、すごく貴重なデータですよね。私は去年出した『転職2.0』という本で「タグ付け」という概念を提唱してるんですけども、要は探される人材になるためにこういうキーワードに引っかかるようなるといいし、引っかからなければ、それをリスキリングで手に入れるという具体的なアクションにつながるということかなと。ところで、この「新規」っていうワードで僕、笑っちゃったんですけども、峯崎さん、これにはどういうインサイトがあるんでしょうか。

峯崎:基本的に企業はキーワードの掛け合わせで検索することが多いんですけども、「新規」は市場を開拓していくような職種とか役割、ミッションという意味で使われています。営業側では「新規開拓」、エンジニア側では「新規開発」みたいな文脈で使われるキーワードですね。

村上:新サービスとか新規事業をやろうという時に、営業もそうですし、開発であっても既存のプロダクトの改善やメンテナンスじゃなくて、ゼロからスクラッチで作った経験がある人がいないかな、みたいなことでしょうか。

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