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新年こそお金を上手に使う 今年の振り返りポイントは

無駄をなくそう 節約生活のススメ

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NIKKEI STYLE

もうすぐ新年。毎年のことながら、新しい年は気持ちも新たに心地よく迎えたいものです。「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。ただし、ことお金の使い方に関していえば、新年にその年の貯蓄目標や使い道を考える前に、まずは過ぎた1年について見直すことをおすすめします。その方が、家計の現状に沿う形で、よりしっかりとしたマネープランをたてることができるからです。

いまはスマートフォンで使える家計簿アプリもいろいろあり、家計簿をつけているという方は多いかもしれません。けれど、家計簿を日々つけているというだけでは十分な活用とはいえません。記録した内容からお金の動きを見直し、反省すべき点があれば反省すること。これが大事です。それを繰り返すことが次からの理想的なお金の使い方に結びついていくのです。

まもなく迎える2022年に後悔しないお金の使い方とため方ができるように、ここで21年にどのようにお金を使ったのか振り返ってみましょう。今回はそのためのチェックポイントをお伝えしたいと思います。

コロナ禍の1年、お金の動きも「例年」から変化

21年も20年に続き、コロナ禍という過去には経験したことがないパンデミック(世界的大流行)に見舞われた厳しい1年となりました。収入への影響だけでなく、働いている方であれば在宅勤務をするようになったり、お住まいの地域によっては長い間、外食に制限が設けられたことで「夕飯は外食で」としていた方が総菜の購入に切り替えたり……。離れて暮らす親元を訪問できないといった悩みも含めて、私たちの生活にも様々な変化が及びました。

お金の使い方も、コロナ禍前の「例年」とは変わってきたという方が多いのではないでしょうか。たとえば、以下のようなことです。

・同僚らとの会食などをしなくなり交際費が減った

・従来はシーズンごとに買っていた服やコスメを買わなかった

・外食の代わりにお取り寄せやテークアウトを利用するようになった

これらは、ほんの一例にすぎません。ぜひ、21年の1年間とコロナ禍前とを比べて、あなたが変えたお金の使い方をこんな風に書き出してみてください。実はここに無理せずやっていける節約のヒントがあります。たとえば、2番目に挙げた服やコスメを買うこと。果たして、シーズンごとに買うことは本当に必要だったでしょうか。図らずも「例年」と違う暮らし方をしたことで、以前の生活のなかで果たして無駄はなかったか、お金の動きに生じた変化からチェックがしやすくなったわけです。ぜひ、コロナ禍前と比較して今後も節約できるものはないか、考えてみてください。

もちろん、無駄遣いに気づくだけでなく、逆もあり得ます。「コロナ禍で我慢していたけれど、やはり外食はもっと楽しみたい」という方もいるでしょう。「これは大事にしたい」といった気づきも大切です。自分やご家庭にとって大事にしたいものが明確になれば、そこに出費を振り向けられるようにしたいもの。日ごろのお金の使い方を考える際のヒントにしましょう。

新年に向けた振り返りのステップ

こうしたコロナ禍によるお金の使い方の変化をチェックするだけでなく、家計全体の動きもしっかり振り返っておきましょう。比較的取り組みやすい、そのためのステップをお伝えしたいと思います。

ステップ1:21年の預貯金の前年比増減を確認

この1年で預貯金は増えましたか? 減りましたか? まずは21年末の預貯金の合計金額を確認し、20年末と比べてみましょう。増えた場合は、預貯金は予定どおりに増やすことができたかもチェック。減ってしまった場合は、その理由を考えます。

どちらの場合も、ただ漠然と考えるのではなく、箇条書きでいいので気づいたことを書き出すのが重要です。手書きのメモでもパソコンなどで入力するでも構いません。文字にすることで頭の中が整理されて、より実態をつかみやすくなります。

ステップ2:21年の支出の内訳が適正だったか検証する

食費や日用品の購入費はもちろん、水道料金や光熱費、通信費、家賃・家のローン、教育費、交際費、レジャー費など、この1年間の支出は適正だったのかを検証する必要もあります。前年と比較したり、収入に占める割合が適正だったかをチェックしたり、21年のお金の使い方の良しあしを見直してみましょう。そうすると「使いすぎた」と思う費目が分かります。その場合は、22年は注意して使うようにします。

残念ながら家計簿をつけていない方は、これらを把握できません。そこで22年に向けて提案です。1円単位まで厳密に合わせる家計簿でなくてよいので、新年から自分が毎月どれにいくらくらい使っているのか記録を残すなどして、ざっくりとでも把握できるようにしてみませんか。そうすれば、自分のお金の使い方は収入に見合っているのか、ある程度はチェックできるようになります。

貯蓄、まずは長期スパンの目標設定を

ステップ3:5年、10年単位での支出予定を考える

人生では何度か、大きな金額が必要になるタイミングがあります。たとえば、マイホーム購入の頭金や教育の資金、老後の資金などです。それらを意識せずにお金を使っていると、その時になって資金不足で困ってしまいます。生活していくなかでは5年先、10年先、それ以上も含めて、いつまでに貯蓄がいくら必要かということも、把握しておかなければなりません。「来年こそは……」と年末の内から、新たな取り組み目標など考える方もいらっしゃるでしょう。その際にぜひ、先々のご自身やご家族の状況、やりたいことなどを考え、こうした支出予定を立ててみてください。

ステップ4:22年の1年間でいくら貯蓄するかを決める

ステップ3で5年、10年先に必要となるお金を把握できたら、そのときまでに毎年いくら貯蓄をしなければならないかがおのずと分かってきます。そこから逆算する形で、1カ月にいくら貯蓄するかを計算します。年が改まったら、月々の収入からまずは貯蓄額を確保しましょう。

貯蓄した残りを生活費として考え、その中で費目ごとに予算を立てるようにします。なお、支出についてはステップ2のところでの反省を踏まえて、予算を考えるようにしましょう。そうすれば無理と無駄がなく、自分の収入に合った望ましいお金の使い方が見えるようになってきます。

正月休みで年末から仕事がお休みになるなど、普段はお忙しい方も比較的、時間が取りやすくなるこの時期。気持ちよく新年を迎えるうえでも、ぜひ、21年のご自分のお金の使い方について振り返ってみてください。完璧にできなくても、きっとより望ましい使い方にするためのヒントがみつかるはずです。

矢野 きくの(やの・きくの)
家事アドバイザー・節約アドバイザー。明治大学卒。女性専門のキャリアコンサルタントを経て現職に。家事の効率化、家庭の省エネなどを専門にテレビ、雑誌、講演などで活動。著書:「シンプルライフの節約リスト」(講談社)他 オフィシャルサイト https://yanokikuno.jp

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