スマートフォン(以下、スマホ)を使っていて不満やストレスを感じることはありませんか。そんなときは初期設定を見直してみましょう。少しの工夫で、バッテリーが長持ちしたり、煩わしい通知が減ったりします。整備士がレーシングカーをチューニングして最高の状態に整えるように、あなたもスマホを自分仕様に変え、最高の1台に仕立ててみませんか。具体的なポイントを11回にわたって徹底解説します。
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1日に何度も目にするロック画面やホーム画面。せっかくなら愛着が湧き、見やすく感じるものに変更しよう(図1)。

Androidスマホでは、昨年のバージョンアップで「Material You」という機能が追加された。この機能は壁紙の色合いに応じて、文字やメニューの背景色などを変更するもの。青色っぽい壁紙なら文字も青色に、オレンジ色っぽい壁紙ならオレンジ色に調整する。またアイコンも同系色のシンプルなデザインに変更できるので、統一感のある美しい画面を誰でも簡単に作成できるようになった(図2)。

全体の色合いは「壁紙とスタイル」で設定する。図3上の要領で画面を開くと、中ほどに「壁紙の色」という項目がある。これが選択されていると、円グラフのようなボタンが表示される。これは背景色に合わせてOSが用意している文字などの配色例だ(図3下)。プレビュー画面を確認しながら好みの配色を探そう。さらに「テーマアイコン」をオンにすると、アイコン色も変更される。全部のアイコンが変更できるわけではないが、最新OSの13では対応するアプリが増えた(図4)。

