
「とん豚まぶし」と並ぶ人気メニューが「赤羽餃子」。
皮は、水の代わりにトマトの水分で練った自家製。餡(あん)は自家びきした鶏もも肉とキャベツで作っている。
赤い皮と羽根のある鶏で「赤羽」というわけだが、面白さだけでなく、味も抜群。もちもちの皮にはトマトのうま味が感じられ、餡もジューシー。
ニンニクを使用していないので、女性に受けそうだ。みそだれは自家製で、「赤羽餃子」との相性はバツグン。
そのほか「ビーフシチューの天ぷら」、「しらすバーガー」、大皿を避けて料理を個々に出す「新しい生活様式コース」(9品)など、ここでしか食べられないアイデア料理が多いが、一番人気は「日戻り漁」(漁を終了した後すぐに港に戻る漁)の新鮮な刺し身だという。

人気ナンバーワンの「刺身盛り合わせ」。日戻り漁で網にかかっても市場に出回らない魚を安く手に入れられるので、ほかでは食べられない希少な魚がリーズナブルな価格で味わえる。
若林さんは陶芸家としての顔も持ち、店で使用している味わいのある器はほとんどが若林さんの作品。店内にも多数展示され、購入も可能だ。
日戻り漁の魚のウロコを揚げた「ウロコせんべい」はポテトチップのようにクリスピーな食感で、うま味が強い。
何も言わずに出すと、「これは何?」と盛り上がるという。