dressing

2022/5/23
クセもなく軟らかい豚肉が味わえる「仔豚の骨付きロース肉と淡路産玉葱のナポリ風煮込み」

メインは「仔(こ)豚の骨付きロース肉と淡路産玉葱(タマネギ)のナポリ風煮込み」。スペイン産の仔豚を大量のタマネギと共に低温のオーブンでじっくりと煮込んだ料理。

テーブルの上に現れると、タマネギの甘い香りがフワッと立つ。どっさりと大量に使われたタマネギは煮詰められ、豚の骨からでるうま味も吸収し、黄金色のトロットロのソースに。ローストされた仔豚は脂身も薄く、豚肉特有のクセもなく淡泊でまろやか。ホロッとした軟らかい豚肉と自然な甘みを凝縮したソースとの組み合わせは心がホッコリなごむ味わいで、しみじみと食べたい料理だ。

「カッサータジェラータと蜜柑のコンポスタ」

デザートは「カッサータジェラータと蜜柑(ミカン)のコンポスタ」。カッサータは生クリームとジェラートを合わせたものに、シロップにひたしたドライフルーツとナッツを合わせたアイスケーキ。ミカンはまるごと低温でコンポートにしている。

フレッシュなミカンを、薄皮もまるごとコンポートに。甘酸っぱく、どこか懐かしいミカンの味わいは、生クリームを控えめにしたデザートの味のアクセントになっている。おなかいっぱいでもペロリと食べられる軽やかなスイーツだ。

「この空間が好きで、気軽に訪れてアラカルトで1杯を楽しまれる方もいらっしゃいます」と店長の大石竜さんは語る。パスタの他、イタリアから取り寄せた粉を使い、専用の釜で焼いたピッツァも人気メニューだ。中でもユニークなのが「ピッツァボンバ」。

発酵した生地を麺棒で均一に薄く伸ばし、その生地を焼くと熱で中の空気が膨張し、ドーム状にふくらむ。このふくらんだ生地をしぼませないようにこんがりと焼いていく。

真ん丸にふくらんだ生地は、ビジュアルのインパクト抜群。何か不思議なオブジェのようだ。いったんふくらんだ状態でプレゼンされた後、キッチンでへこませ、生ハムをたっぷりトッピングして再び提供される。

イタリアから取り寄せた粉を使い、専用の釜で焼いて生ハムをトッピングした「ピッツァボンバ」

生ハムはサンダニエーレ産のもの。パルマと双璧(そうへき)とされるイタリアでも最高級の生ハムで、しっとりと軟らかく、塩味も控えめで肉のうま味が際立つ。カリッカリに香ばしく焼けた極薄のピッツァと共に食べれば、ビールやワインが進むこと間違いなしだ。

アラカルトでリストランテらしい正統派イタリアン料理を楽しむのはいかがだろう。「フォンティーナを詰めたイタリア産仔牛ロースのコトレッタ」。「フォンティーナ」とは、イタリア産のチーズで少しナッツを思わせるような香りがするのが特徴。少しクセがあるが、マイルドでチーズ好きにはたまらない味わいがある。

このチーズを淡泊な仔牛肉と合わせてカツレツにしている。細かくひかれたパン粉がサクサクと軽やかで、トロリとしたチーズとのコントラストがたまらない。赤ワインを合わせたくなる一皿だ。

本格イタリアンに合わせるワインは、イタリアだけではなく、フランスやニューワールドのものもラインアップ。シェフが作る料理をイメージし、ベテランのソムリエが品ぞろえしている。

「アサヒビール本社ビルにある店を訪れたのだからビールを」という人には、近隣の系列店「TOKYO隅田川ブルーイング」で作っているクラフトビールなどを含めた4種類の生ビールが楽しめる。

昼は天井からも明るい陽光がさんさんと降り注ぎ、夜になると、一転して抑え気味のシックな照明の中、キラキラと輝く東京の夜景に包まれた幻想的な空間に変わる。

この空間にいるだけで気分が華やぐ。絶景を楽しむレストランで、いつもと違うひとときを楽しんでみてはいかがだろう。

<メニュー>

チェナヴェルデコース 5500円 / ピッツァボンバ 2000円 ※価格はすべて税込み。※アラカルトの料理は季節によって変わることがあります。

ラ・ラナリータ 吾妻橋店
住所:東京都墨田区吾妻橋1-23-1 アサヒグループ本社ビル22F
電話:050-5484-5018
営業時間 月~金 ランチ 11:30~15:00(L.O.14:00)、土・日・祝 11:30~16:00(L.O.15:00)、ディナー 17:00~22:00(L.O.20:30)
定休日 不定休日あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

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