dressing

2022/5/23

イタリア料理は、郷土料理の集まりとして知られているが、「ラ・ラナリータ」で大切にしているのは、旬の日本のおいしい食材を生かすこと。その食材を生かすために、さまざまなイタリアの調理法を取り入れている。

およそ3カ月ごとにグランドメニューも含めてメニューを季節に合わせて更新。ていねいな仕事から生まれる一皿は、洗練された特別なひとときにふさわしい逸品ばかりだ。

メニューはコースとアラカルトが用意されている。こだわりの本格イタリアンのディナーコースが5500円からとリーズナブルで、ランチもディナーもコースを頼む人が多いのも納得だ。さっそく、前菜、パスタ、メイン、ドルチェの4品からなる一番ベーシックな「チェナヴェルデ」コースを紹介しよう。

「牡蠣とアンチョビの旨味 バーニャカウダーと旬野菜」

カラフルな彩りの野菜に目を奪われる前菜「牡蠣(カキ)とアンチョビの旨味 バーニャカウダーと旬野菜」。アンチョビやニンニク、オリーブオイルで作るバーニャカウダーソースに、カキからとっただしを加えている。

カキのエキスがギュッと詰まっただしは、アンチョビのうま味を増し、シャキシャキの野菜に付けると野菜の甘みを引き出してくれる。野菜は旬のものを使用。この日は、白い花のようなカリフローレ(カリフラワーの一種)や紅白大根や葉付きミニ大根など。普段、お目にかかれないような珍しい野菜に、思わず会話が弾みそうだ。

「イカ墨を練り込んだスパゲッティ 軽い仕立ての墨のソース」

パスタはヤリイカを使った「イカ墨を練り込んだスパゲッティ 軽い仕立ての墨のソース」。イカ墨を練り込んだパスタに合わせているのは、貝のだしを加えたイカ墨ソース。軽くソテーしたスミイカと、彩りに花穂ジソを散らしている。

イカ墨のパスタと言えば、口の周りの汚れが気になりがちだが、パスタにうま味たっぷりのソースを吸わせるように調理し、墨の量も控えめなため、汚れを気にせず食べることができるのもうれしい気配りだ。