2021/10/16

自分の強みを知るための方法「フィードバック」

黒田 人生100年時代ですからね。3年単位でライフスタイルが切り替わる可能性があるから、常に自分の強みを把握しておくことが重要です。切り替えのタイミングを僕はライフピボットと呼んでるんですが、このタイミングを捉えて乗りこなすことができるかどうかが成功の近道です。それは若い人だけではなく、何歳になっても同じです。ピボット(方向転換)し続けることで、生涯にわたって自分の望むキャリアを築いていける可能性が広がります。

そのときに大事なのは、自分が何に向いてるのか向いていないのか、どっちの方向に行きたいのかを分かっているということなんですよ。これは、自分がどんなキーワードで声がかかるかとも通じるところで、自分を知っていないとわからないことですよね。

高橋 まさにそうですね。自分を知る方法としては、僕はやはり、フィードバックが重要だと思っています。自分が相手の心を動かす瞬間は、自分の強みにつながっています。だからこそ、身近な人に「私のどんな発言や行動があなたの心を動かしたんですか?」と確かめてみること。そうすれば、かなりしっかりと自分の強みが見えてきます。

黒田 私がクライアントとディスカッションをしたときに「今日の私、どうでしたか?」という聞き方をすると、大抵「良かったですよ」としか返ってこないんです。でもそれってもったいなくて。「今日の私、何点ですか?」って聞くといい。そうすると、99点や95点と返ってきたりする。良かったけど、100点じゃないんです。そうなると「足りない1点の内容教えてください」と一歩進んで深い話を聞くことができます。「どうしたら100点にできますか?」という聞き方もいいですよね。

少し先のキャリアを描く「ハニカムマップ」も有効

高橋 「フィードバックって傷つくから積極的になれない……」という人もいますけど、僕たちって、自分に足りないことを知る手段だと思ってますよね。現在の自分への執着がないのかな(笑)。

黒田 そうですね。今日のこのプロジェクトにおける自分が何点だったかというだけのことなので、傷つくことはないですね。たまたま今日コラボレーションした人たちの中での自分が何点だったかにすぎない。また他の人とであればまた違う自分が出てくることもあるし、相性もありますから。割り切ってるところはありますね。

高橋 その発想はなかったですね。さすが、いいフィードバックをもらってますね。僕はフィードバックとよく言っていますが、黒田さんの場合は、ハニカムマップですよね。僕、ハニカムマップに興味あるんですよ。

黒田 ありがとうございます。フィードバックは現在の自分を知るのに有効な手法だと思いますが、ハニカムマップはどちらかというと未来のキャリアを描くために良いツールですね。六角形のマスで埋め尽くされた盤面をベースに、自分自身のキャリアの可能性を可視化していきます。自分が持っているスキルセットや人的ネットワークを棚卸しするために使います。

ハニカムマップの例(ある企業でマーケターをしている人の場合) ~黒田氏のnote記事より

人によっては10や20の次のキャリアパターンを描ける場合もあるし、全然出てこないという場合もあるんですが、自分を見つめ直すことで今後の方針が立てやすくなるのがいいところです。

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