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高橋浩一TORiX代表取締役(右)と『ライフピボット』著者の黒田悠介氏(オンライン対談の画面から)

高橋浩一TORiX代表取締役(右)と『ライフピボット』著者の黒田悠介氏(オンライン対談の画面から)

オンライン時代のキャリアづくりには、どんな力を獲得する必要があるのだろう。シリーズ6万部のヒットになった『無敗営業』の著者で、営業強化を支援するTORiX(トリックス)代表取締役の高橋浩一氏がさまざまなキャリア論の提唱者たちとの対話を通じて、これからの時代のキャリア戦略を考える。第1回のゲストは、人生100年時代の転身術を説いた『ライフピボット』の著者で、様々な支援活動やコミュニティー運営を手がける黒田悠介氏だ。

自分なりのテーマがあれば、人とつながりやすい時代

高橋 新型コロナウイルスの感染拡大で直接人と会う機会が激減したことで、「これ、お願いできませんか」とか「ちょっと相談してもいいですか」と声がかかる人が、ある一定以上のレベルに達している人だけになったと思います。頻繁に会っていれば思い出してもらえていたけれど、接点が少なくなって忘れられた人もいる。二極化が進みましたよね。

黒田 コロナの前はリアルな場でのつながりがほとんどでしたが、コロナでそういう場がなくなった代わりに、特定のテーマに興味関心がある人たちが世界中から集まる場がオンラインで増えましたね。こういう時代だからこそ住んでいる場所に関係なくいろんな人とつながる時代なんだなと思っています。ただ、特定のテーマを持っていることが条件ですね。逆に自分なりのテーマがないと、結局誰ともつながれない。

高橋 (声がかかる機会の多い)黒田さんは、時流を読んだ上で、自分のどの引き出しを開けてどう見せるのかを分かっていますよね。自分になぜ声がかかったのかを理解して、自分の中からどういうキーワードを際立たせれば、より依頼主の狙いに応答できるかをしっかりと考えてらっしゃる。

僕は、営業の本を出版したときに、上場会社の役員の方から「我が意を得たり」という感想をいただいたことにヒントを得ました。営業組織のトップの人たちが、言いたいと思っていることは何かを考えて情報発信していくことで、営業関連のイベントに声がかかるようになりました。つまり、自分がどんなキーワードで声がかかる人間なのかを知り、自分の経験をどう出していくのか。それがわかると、偶然ではなく何度も声がかかるようになる。再現性が出てくるんですね。

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