Men's Fashion

スエット好きもとりこ 生地良しジップパーカ3選

Fashion × Analytics

2021.10.20

カジュアルなジップパーカも着こなし次第で大人っぽい雰囲気に

全国のアパレルショップの情報を集めたウェブメディア「FACY MEN(フェイシーメン)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を超える利用者の閲覧情報を分析、次のトレンドを読み解く。




FACY MENのメディア内では、「スウェット/ニット」に関する記事がよく読まれていた。その中でも、特に注目度が高かったのがスエットパーカだ。今回はジップアップのスエットパーカを取り上げる。

プルオーバーよりも脱ぎ着がしやすいジップアップのパーカは、気温が変わりやすい秋口に重宝するアイテムだ。とはいえ、アイテムによっては部屋着のようにも見えやすい。カジュアルなアイテムだからこそ、選び方には気をつけたいところだ。大人であれば、どんなジップパーカを手に取るべきだろうか。FACYに登録する各店におすすめの一着を聞いた。

まずはこの一着 安心して選べる「スエットの元祖」

まず話を聞いたのは「HUNKY DORY(ハンキードリー)大阪店」(大阪市西区)の塚本康博氏。スエットの代名詞とも言えるChampion(チャンピオン)の中から、「MADE IN USA」コレクションの一着を薦めてくれた。ジップパーカを初めて買い求める人には特におすすめだという。

Championは1919年にニューヨーク州ロチェスター誕生したアスレチックウエアブランド。生地を横向きに使って縦縮みを軽減したリバースウィーブで知られる。70年代にリリースされたモデルの復刻だ。Champion / MADE IN USA C5-U102 RW ZIP HOODED SWEAT 1万8700円

「これを求めるお客さんは、毎年いらっしゃいます。ブランドの背景がしっかりしているので、はやり廃りに関係なく安心して着られるのが大きな魅力のひとつですね」

塚本氏は生地だけでなく、シルエットにも注目してほしいと話す。

  • 70年代のヴィンテージチャンピオンにも使われていた単色赤タグの襟ネーム

  • ヘビーウエートのスエット生地。左袖の“C”マークがさりげなく主張する

「着丈が短めで身頃には余裕をもたせた、いわゆるボックスシルエットと呼ばれる形です。肩が少し落ちるサイズを選んでも着丈が長くなり過ぎない。少しゆとりを持って着たい方にはぴったりですね。また、アームホールは身幅に比べると意外と太くないので、冬場にインナーとして着回す際にも使いやすいですよ」

大人っぽく着こなすなら、白のタートルネックのカットソーを合わせる。これが塚本氏のおすすめだ