表とは別のデータを、その表に隣接するセルに入力するのもNGだ(図4)。タイトルや単位などを表の近くに表示したい場合も、必ず間に空白行や空白列を入れる。なお、リストのデータは下方向に追加していくのが原則なので、たとえ1行空けたとしても、表の下側のセルには入力しないほうがよい。

反対に、1つの表にまとめたいデータの途中に、空白行や空白列は入れないようにする(図5)。罫線などで表の書式を設定していても、データがなければ、つながった1つの表とは見なされない。後で追加する予定なら、取りあえず何かデータを入れておこう。

データは1件1行が原則、「レコード」を縦に並べる
リストの2行目以降はデータ行であり、1行に1件分のデータを入力する。ここでいう「1件」とは、例えば住所録なら1人分のデータに相当する。データベース用語で「レコード」と呼ぶものだ。並べ方を縦にするか横にするかで悩んだ場合は、レコードが上から下へ並ぶ形にするのが正解だ(図6)。

項目名以外がすべて数値で、縦横どちら向きにしてもそう違いがないケースもあるだろう。この場合は時系列など、増えていく可能性のあるデータを縦に並べるのが原則だ(図7)。
