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他と類似の事業を始めれば後発ですが、路線を変えると最先端になります。よって「他と違うこと(difference)」を始めました。それは「オンライン診療」と「オンライン面会」の仕組みを並立させることです。単純な組み合わせに見えますが、私が知るかぎり世界でも先行事例がありません。

「面会」というのは様々なシチュエーションがあります。医師と他の医療従事者同士がミーティングする場合や、製薬企業の医薬情報担当者(MR)から面会を求められる場合などがあります。後者のケースを本記事内では「リモートMR」と呼びます(図2)。既に実証実験で成功しています。

図2:リモートMR(仮称)の実際の画面。資料となる文書や動画のアップロードも可能だ

「Zoom(ズーム)」や「Meet(ミート)」「 Teams(チームズ)」のようなオンラインミーティングが製薬企業ごとに仕様がバラバラだと医師側は迷惑で面倒です。よって、本システムに統一すれば、一貫性ができ利便性が高まります。医師側は経済的負担をゼロにします。終了したら1分後に切れる仕組みも挿入しています。医師自身だけでなくMRまでも、Zoomなどと有料契約する必要性がなくなります。

コロナ禍前は、MRと医師の関係はリアルに会うことで、MRから医師へと手渡しされる資料に基づいた情報提供が主でした。しかし、コロナ禍の間は自粛され、リモートが普通になりました。

そうした状況下で本システムを活用すれば、製薬企業側にも多大なメリットはありますが、医師側のメリットはさらに大きいです。わざわざMRに待機してもらう必要がないからです。約束の時間に「面会」ができ、必要な時に必要な新薬情報を受け取ることが可能になります。

「オンライン診療」を利用しても予約時間が満席に埋まることがないのが実状です。よって予約が入っていない時間帯(スキマ時間)を、リモートMRからの情報入手に活用することで埋め合わせができ有効活用できます。ここに「半学半教」の精神でニッチ市場があることに気がつきました。医師や薬剤師にとって余っている時間はもったいないから、製薬企業から教え教わり有効活用しよう、この発想が独創的なアイデアであり、「破壊的イノベーション」になるだろうと考え、特許も出願しています。

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