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イラストはイメージ=PIXTA

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「イヤなことが起こったり、ストレスのかかる瞬間に出会うことは原則として避けられません。大事なのは、その悪い流れに引きずり込まれないように流れを断ち切り、いい流れに変えること」。自律神経研究の第一人者で医師の小林弘幸氏によれば、これがリセットです。ライフプランを考え、リスキリングに向き合うときにも意識しておきたい行動習慣といえるでしょう。NIKKEIリスキリングでは、リセットの考え方やノウハウをまとめた同氏の著書『リセットの習慣』(日経ビジネス人文庫)から、その一部を紹介します。第1回は、リセットの習慣の基本となる自律神経についての解説です。

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『リセットの習慣』(日経ビジネス人文庫)

『リセットの習慣』(日経ビジネス人文庫)

最近は自律神経について多くの人が詳しく知るようになってきました。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、それぞれの役割についても理解している人は多いでしょう。

とはいえ、本文では自律神経、交感神経、副交感神経の詳細な説明をしていないので、最初に簡単な解説をしておきます。

そもそも人間の体には「手・足・口」など自分で動かせる部分と、「血管、内臓」など自分では動かせない部分があります。

後者の「自分では動かせない部分」の働きを司っているのが自律神経。その名の通り「自律的」(自動的)に体の中で働いています。

その自律神経の中に「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。

交感神経は車のアクセルのようなもので、体を活動的にする働きがあり、運動をしたり、緊張したりするときに交感神経が高まるようにできています。

一方の副交感神経はブレーキの役割を担っていて、リラックスしているときに優位になります。

図のように、交感神経、副交感神経には日内変動があって、朝、体が「活動モード」に入っていくときは交感神経が優位となり、夜「休息モード」に入っていくときは副交感神経が優位となります。

こうした日内変動を上手に利用するのも自律神経を整えるコツです。

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