
新年を機に、装いを改めてみようか。そんな気分の冷めやらぬうち、一番に紹介したいのはドレス靴だ。ご存じの通り、靴は着こなしを支える縁の下の力持ち的存在。そこで、人気7ショップに最近の売れ筋商品を徹底リサーチした。では、その傾向を順に見ていこう。
トゥモローランドの売れ筋No.1ドレス靴
■HIDETAKA FUKAYA PER TOMORROWLAND(ヒデタカ フカヤ×トゥモローランドの「ストレートチップ」)
「基本を押さえつつ通も納得の上質な仕上がり」(プレス 川辺圭一郎さん)
シンプルながら、素材、縫製すべてにおいてスキがない
イルミーチョの深谷秀隆氏が手掛けたストレートチップは、細身のフォルムで繊細に仕上げられている。コバを伏せた丁寧なレザーソールのほか、ヒールカップに縫い目がないエレガントな後ろ姿など、通好みの仕様も見逃せない。軽さも上々で、快適な履き心地を約束する。12万1000円(トゥモローランド)

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ストラスブルゴの売れ筋No.1ドレス靴
■EDWARD GREEN(エドワード グリーンの「チェルシー」)=左
「定番ゆえの安心感と日本人に合うラストの手堅い一足」(プレス 柏崎智彦さん)
足になじみやすい202ラストと普遍的なフォルムが魅力
エドワード グリーンのなかで最も愛されているといっても過言ではないモデル「チェルシー」。1930年から受け継がれたスワンネックを特徴とし、ビジネスから、フォーマルまで幅広く使える点もファンが多い理由。「初めてのエドワード グリーンとして購入されるお客様が多いですよ」(プレス 柏崎さん)17万4900円(ストラスブルゴ)
シップスの売れ筋No.1ドレス靴
■SHIPS(シップスの「ストレートチップ」)=中
「ハンドソーンながらリアルな価格を実現」(プレス 河野建徳さん)
オリジナルドレスシューズがリニューアルして登場
プレスの河野さんいわく「もっともスタンダード」なシップスオリジナルの一足。ハンドソーンウェルテッド製法(九分仕立て)なのに、税抜きなら4万円を切るコストパフォーマンスの高さが支持を得ている。リニューアルにより、日本人に合う土踏まずの絞り込み、ヒールカップを小さくするなどの改良が行われた。4万2900円(シップス 銀座店)
ユナイテッドアローズの売れ筋No.1ドレス靴
■CROCKETT &JONES(クロケット&ジョーンズの「ケント」)=右
「多彩なシーンに対応できるうえ、ソールも実用的」(プレス 藤原和広さん)
フォーマルからビジネスまで任せて安心の優れた一足
細身のシルエットながら、フットインの開きが大きくとられているので着脱しやすい。また、甲の高さも適度に確保されていて、日本人の足に合うのもポイントといえる。アウトソールにはドット状の滑り止めを施したラバーソールを採用しており、活躍の幅が広いのも人気の理由だ。8万3600円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)


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