ミリタリーを上品に昇華 コーデ引き締める効果

「ナイロンベルトの分かりやすいメリットとして、取り外して水洗いできるのは大きいですね。一般的にラフになりがちな夏場のスタイリングとの親和性も高いベルトだと思います」

そう話すのは「ADAM ET ROPE'(アダムエロペ)渋谷PARCO店」のショップマネージャー、森田直也氏だ。クリエーティブコンサルティングを手がけるLOWERCASE(ローワーケース)が監修したNAVAL WATCH(ナバルウォッチ)のミリタリーウオッチを薦めてくれた。ADAM ET ROPE'だけで手に入る仕様の一本だ。

「NAVAL WATCH Produced by LOWERCASE」はスイス発の時計ブランドNAVAL WATCHがLOWERCASEの梶原由景氏をアドバイザーに迎えたコレクション。今回のTRAVEL COUTURE(トラベル クチュール)との別注アイテムは、オリーブグリーンの文字盤に同系色のベルトを採用した。NAVAL WATCH Produced by LOWERCASE for TRAVEL COUTURE / FRXB011 2万5300円

「文字盤とベルトをミリタリー的なオリーブで統一しているにもかかわらず、どこか上品な雰囲気があるのが魅力の一本です。着けてみると意外と主張が少なく、幅広いテイストの服に合わせやすいですね」

普段は服装から逆算して最後に腕時計を選ぶことが多いという森田氏。今回のモデルはどんなコーディネートに合わせたくなる一本なのだろうか。

濃淡を切り替えた2色のオリーブカラーがしゃれている。回転ベゼルもほどよいアクセント
専用のボックス入り。店頭ではパートナーへのギフトとして女性客が購入していくこともあるという

「例えば、今っぽいゆったりしたサイズ感のシャツとは特に相性がいいと思います。ふわっとしたシルエットをミリタリーウオッチの武骨さが引き締めてくれます。もう少し涼しくなれば、上品なハイゲージのニットなどのアクセントとして合わせてもいいですね」

セイコーの「逆輸入」モデル 幅広い世代に人気

「個人的にはロレックスなど、メタルベルトの腕時計も持っています。ただ、取り扱いに気を使うこともあり、普段使いとしての出番は少ないですね。その点、ナイロンベルトの腕時計の方が気兼ねなく使えるというメリットは大きいと思います」

そう語るのは、熊本市の「ORANGECOUNTY(オレンジカウンティ)」オーナーの大島隆氏だ。SEIKO 5(セイコー 5)のミリタリーラインの一本を紹介してくれた。日本では販売していない商品を海外から「逆輸入」する形で、10年以上取り扱っているラインアップだという。

SEIKO 5は、SEIKOが1960年代にリリースしたコレクション。日本国内では腕時計のクオーツ化やデジタル化の影響を受け製造中止になったこともあったが、海外ではその信頼性と品質が支持されている。機械式ムーブメントの腕時計としては値段が手ごろなのも魅力。SEIKO 5 MILITARY / SNK805K2 1万6500円

「いくつかラインアップがあるセイコー 5の中のミリタリーラインの一本です。僕自身も昔から大好きで愛用しています。はやり廃りがないデザインに加えて、使っているうちに愛着が湧いてくるのも魅力的ですね。機械式なので、毎朝時刻を合わせる行為も楽しい一本です」

一般的なミリタリーウオッチと同じように、ナイロンベルトは取り外して水洗いできる。大島氏はキャンプなどのアウトドアシーンでも愛用しているそうだ。店頭でも世代を問わず人気があるという。

ステンレスのケースはマットな質感。ぎらついた印象がないのでコーディネートになじみやすい
大島氏のおすすめカラーはミリタリー感があるオリーブ

「当時を知る40代以上のお客様には『懐かしい!』と言って、よく手に取っていただきますね。また、雑誌などで見て後から知った若い世代にとっても新鮮に映るようです。このミリタリーラインは国内での展開がないので、ちょっとした特別感があるのも大きいと思います」

文:FACY編集部 杉山 遼人(https://facy.jp/)


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