「香港レモンティーサワー」は日本の店オリジナル

「ほうれん草のマスタードソース」(300円)。日本オリジナルの一品料理。日本から提案したメニューを香港で開発した

さて、麺には基本的にニラ、モヤシ、高野豆腐(現地では湯葉)が載っていて、好みに応じ90~190円のトッピングを追加する。香港でも日本でも選択肢の数は同じで、人気の追加トッピングは、豚バラチャーシュー、鶏ムネ肉、豚ひき肉炒めだが、ラインアップは少し異なる。日本では女性客を意識し、ハクサイやチンゲンサイなど野菜の種類が多いのだ。

一方、香港のメニューには豚の胃袋など、日本ではなじみのない食材が並ぶ。日本のトッピングにも、香港から直輸入される「フィッシュボール」など現地の味が定番具材としてあるが(現在は提供準備中)、将来的には期間限定などで、普段はない食材がラインアップに加わる可能性もあるとのことだ。

米線に次ぐ看板メニューの「トーフェイチキン」(3個380円、5個550円)

実は、「譚仔三哥米線」の目玉料理は麺類だけではない。もう1つの大人気メニューが、クミンの味が効いたスパイシーな手羽先料理「トーフェイチキン」。香港ではサイドディッシュ(一品料理、小皿料理)全体の売り上げの35パーセントを占める。同地ではマネをする店が後を絶たないため、「トーフェイチキン」という名称は商標登録までされているそうだ。

「外側がカリっとして中がしっとりとジューシーなので、何本でも食べられると言っていただくことが多い」(奥川さん)。スパイスが効いているため、思わず酒を飲みたくなる味だ。

「香港レモンティー」(280円)。サワー版もある

香港の「譚仔三哥米線」には酒は置いていないが、日本では生ビールやハイボールをはじめ、アルコール類もそろえている。中には、「香港レモンティーサワー」などという珍しいメニューもある。レモンの輪切りが何枚も入ったレモンティーは、香港の人気ご当地ドリンクだが、これはそのアルコール版。さっと米線でおなかを満たすだけではなく、ちょい飲み利用も楽しめそうだ。

(ライター メレンダ千春)

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