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プリンター複合機のラインアップに「大容量インク型」が増えています。「カートリッジ型」と違い、ボトルからインクを補充して使うタイプです。インク代の節約が売りですが、実際のコスパや使い勝手はどうなのか、4回にわたって徹底解説します。

◇    ◇    ◇

キヤノンは、「ギガタンク」シリーズと呼ぶ大容量インク型をビジネスプリンターとして投入している。新型コロナウイルス禍以前は、「PIXUS(ピクサス)」シリーズが家庭向けの定番で、2つのシリーズには明確なすみ分けがあった。だが、在宅勤務での文書印刷ニーズが拡大したことで、家庭向けでもギガタンクの注目度が上がっている。

同シリーズのお薦めは、上から2つめのグレードに位置する「G6030」(図1)。機能面だけでなく、本体色にホワイト(白)を選べる点も推したい理由の一つだ。同シリーズはもともと黒色のモデルしかなかったが、2021年以降、徐々に白色のモデルを投入している。黒色のモデルに比べ、リビングなど家庭にもなじむ外観が好印象だ。

大容量インク型で、導入コストも下げたいなら「G3360」が視野に。こちらは実売3万円前後で購入できる。

図1 キヤノンは「ギガタンク」と呼ばれる大容量インク型をビジネス向けに販売してきたが、外観がホワイトのモデルを投入するなど家庭向けへの展開も進めている。現在のお薦めはギガタンクの「G6030」と、「PIXUS」シリーズの定番「TS8530」だ。このほかカートリッジ型ながら印刷コストを抑えた「XK100」も注目。ギガタンクの下位機では「G3360」を推す

図1 キヤノンは「ギガタンク」と呼ばれる大容量インク型をビジネス向けに販売してきたが、外観がホワイトのモデルを投入するなど家庭向けへの展開も進めている。現在のお薦めはギガタンクの「G6030」と、「PIXUS」シリーズの定番「TS8530」だ。このほかカートリッジ型ながら印刷コストを抑えた「XK100」も注目。ギガタンクの下位機では「G3360」を推す

一方、カートリッジ型ではPIXUSの中でも定番の「TS8530」がお薦め。また上位機に位置付けられる「XK100」を次点に挙げたい。XK100の魅力は、カートリッジ型でありながら印刷コストも抑えられること。インクの色数は1色少ないが、基本仕様はTS8530と同等で、使い勝手はそのまま印刷コストの問題を解消したモデルといえる。本体の価格差も、実売で3000円程度にとどまる。

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