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オンライン学習「スコラボ」を一緒に起業した前田さんと趙さん

オンライン学習「スコラボ」を一緒に起業した前田さんと趙さん

「神童の楽園」と呼ばれる全国トップ級の進学校、灘中学・高校(神戸市)。同級生だった前田智大さんと趙慶祐さんは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)、東京大学と別々の大学に進学したが、24歳の時に一緒に起業、2021年に小中学生向けのオンライン学習サービス「スコラボ」を開始した。灘時代の仲間を次々巻き込み、ネット上に未来人材の学び場を創ろうとしている。

灘66回生から起業家続々、謎のテフくんも

「だまされているのや。起業なんて98%不幸になる」

20年夏、趙さんが同級生と起業する意思を伝えたら、周りの大人から反対されたという。当初、趙さんは外資系のコンサルティング会社に内定したと告げていたので、心配に思う人が多いのも当然だろう。

灘の卒業生は、医師や研究者、官僚、弁護士、コンサルになる人たちが多い。中でも最大の主流派は医師。東大理科三類や京都大学医学部など国公立大学医学部医学科に3人に1人が進学し、灘OBは医学界の一大派閥を形成している。

しかし、趙さんは「僕ら66回生は変わっていました。医学部に進学する生徒が割と少なく、起業家などになる個性派が多かった。中でも友人のTehu(テフ)くんは異彩を放ち、メディアにも注目されていた」という。テフさんも中国系でITの天才児と言われた。「いまだに謎の男、起業家かフリーランスか分からないけど、複数の企業のCXOをやっているみたい」と趙さんは話す。

東大文学部在学中に「終活ねっと」を立ち上げた岩崎翔太さんも同級生。会社は急成長してDMMに売却、その後、投資家に転じた。DX推進支援の会社を起業して話題になった安田光希さんも同級生の一人だ。

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