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プリンター複合機のラインアップに「大容量インク型」が増えています。「カートリッジ型」と違い、ボトルからインクを補充して使うタイプです。インク代の節約が売りですが、実際のコスパや使い勝手はどうなのか、4回にわたって徹底解説します。

◇    ◇    ◇

エプソンでは、大容量インク型となる「エコタンク」方式の「EW-M754TW」とカートリッジ型の「EP-884AW」がお薦め(図1)。導入費用を下げたければ、下位モデルの「EP-M553T」と「EP-714A」も狙い目だ。ほかにも大容量インク型の高画質機(連載1回目「最新プリンター、今どきの選び方(1)」の図3参照)やカートリッジ型のA3対応機もあるが、今回は次の4製品を推したい。

図1 エプソンでお薦めしたいのは、「エコタンク」方式と呼ばれる大容量インク型の「EW-M754TW 」と、A4プリンター複合機の定番を受け継ぐカートリッジ型の「EP-884AW」。前者は文書印刷が多い人や、ランニングコスト重視の人にお薦め。後者は画質や機能にこだわる人向けといえる。導入コストを下げたいなら、実売価格で1万円以上も安い下位モデルという選択肢もあるだろう。大容量インク型は総じて高額なので、どの程度印刷するかを考慮して決めたい

図1 エプソンでお薦めしたいのは、「エコタンク」方式と呼ばれる大容量インク型の「EW-M754TW 」と、A4プリンター複合機の定番を受け継ぐカートリッジ型の「EP-884AW」。前者は文書印刷が多い人や、ランニングコスト重視の人にお薦め。後者は画質や機能にこだわる人向けといえる。導入コストを下げたいなら、実売価格で1万円以上も安い下位モデルという選択肢もあるだろう。大容量インク型は総じて高額なので、どの程度印刷するかを考慮して決めたい

まずは印刷コストから見ていこう。これは大容量インク型の2台が圧倒的に安い(図2)。カートリッジ型に比べ、A4カラー文書で約6分の1、L判写真も約3分の1で済む。EW-M754TWは、標準サイズのインクでもカートリッジ型の約2倍印刷でき、インク交換の頻度を減らせる(図3)。

図2 A4カラー文書とL 判カラー写真の1枚当たりの印刷コスト(いずれもメーカー公称値)。標準(使い切り)と増量それぞれの単価を示した。大容量インク型(エコタンク)の2台(EW-M754TW、EP-M553T)のほうが圧倒的に安い

図2 A4カラー文書とL 判カラー写真の1枚当たりの印刷コスト(いずれもメーカー公称値)。標準(使い切り)と増量それぞれの単価を示した。大容量インク型(エコタンク)の2台(EW-M754TW、EP-M553T)のほうが圧倒的に安い

図3 A4カラー文書の印刷可能枚数。大容量インク型のEW-M754TWは、標準でもカートリッジ型(編集部推計)より2〜3倍印刷できる。[注1]メーカーが非公表のため、1枚当たりの印刷コスト(メーカー公称値)とインクの価格を基に編集部が推計。ヘッドクリーニング時のインク消費を加味すると、より少なくなる可能性がある

図3 A4カラー文書の印刷可能枚数。大容量インク型のEW-M754TWは、標準でもカートリッジ型(編集部推計)より2〜3倍印刷できる。[注1]メーカーが非公表のため、1枚当たりの印刷コスト(メーカー公称値)とインクの価格を基に編集部が推計。ヘッドクリーニング時のインク消費を加味すると、より少なくなる可能性がある

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