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「ゆるブラック企業」をご存じですか? ゆるくてブラックという不思議なキーワード。「残業はないが成長もない企業」だと言います。このキーワードが生まれてきた背景を踏まえ、私たちのキャリアのあり方を考えてみます。

ゆるブラックという不思議なキーワード

2021年末の日経ビジネスで「仕事とわたし 新しい働き方のカタチ」という連載が組まれました。その中で「ゆるブラック企業」について言及され、働きやすい会社だけれども、将来に希望が持てないことに対して不満を持っている様子が示されました。

そもそも「ゆるブラック企業」というキーワードは、19年頃にネットで評判になったのち、国内最大級の社員口コミサイトを運営するオープンワーク(当時はヴォーカーズ、東京・渋谷)の働きがい研究所から示された分析リポート(https://www.vorkers.com/hatarakigai/research_4)で広まったようです。

このリポートでは、オープンワークの口コミ情報をもとに、ハードワークの度合いと成長実感とを対比してみたとき、ハードワークだけれど成長できる業種(コンサルティング業など)、それほどハードではないけれど成長できる業種(IT・通信・インターネット系など)を示しつつ、ハードではなく成長実感もない業種(メディカル、行政機関、社団法人、学校法人、金融など)を示しています。

このような分析など踏まえ、働きやすさだけでなく、働きがいを重視すべきだということを提唱する方も増えています。一方でかつては「やりがい詐欺」という言葉が流行ったこともあります。そもそも働きがいの前提としての成長実感についてすら、成長しなくてもよいとする論調があります。

私たちは、働くことの意味をどうとらえるべきなのでしょう。

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