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世界の肉料理を楽しめる肉のテーマパーク 東京・中野

2021/12/20
「仔羊のロースト」「厚切り牛タンのオーブン焼き」「熟成牛のロースト」「熟成塩豚のオーブン焼き」を盛り合わせたもの

JR東日本・東京メトロ中野駅のすぐ近くとは思えないほど、広々として緑豊かな公園「中野四季の森公園」。その公園の自然をそのままに感じられる空間で、思いっきり肉グルメを楽しめると評判なのが、ビストロ「me at park(ミー アット パーク)」だ。

公園内に立つ「中野セントラルパーク サウス」の1階にレストランがあり、入り口横には、公園に面したテラス席もある。

店内に入ると、天井が高く奥まで見通せる空間が広がる。公園に面した側は天井まで届く大きなガラス戸で開放感いっぱい。ドライフラワーやウッディな家具などのナチュラルなインテリアが映える。

オーナーが自らデザインしたという店内は、段差を設け、テーブルも一直線に並べず、食事をしている人たちの目線が合わないように工夫されている。店の奥からも公園の景色を楽しむことができ、この空間が気に入って、リピーターになる人が多いのも納得の心地よさだ。

席数は80席。少人数でくつろげるソファ席や、一人でもゆっくりできるカウンター席、大人数でもOKな大テーブルまで多彩なスタイルの席が用意され、日常のいろいろなシーンで活躍できそうだ。

「肉のテーマパークを目指しているんです。今日はお肉だと思ったときに、『me at park』に来れば、食べたい肉料理があるというようにしたいですね」。そう語るのは、シェフの西興二さん。

西さんは、都内のフレンチやイタリアンで修業し、大手リゾートホテルに入り、北陸や四国、九州の各地で腕を振るう。その後、以前修業していた店のシェフに誘われ、再び東京に。都内のフレンチやワインバーなどを経て、広尾にある人気バル「白金バル」で料理長として活躍していたとき、「me at park」のオーナーに誘われ、同店のシェフに就任した。

「me at park」は、肉フェスで1万1千食売れたという「熟成塩豚ロースト」が有名な、中野の古民家ビストロ「root(ルート)」の姉妹店。「root」は、日本の伝統と熟成塩豚を中心にしたこだわりの肉料理が自慢だが、「me at park」では、熟成牛をメインにして、世界各地のオリジナリティーあふれる肉料理をそろえている。

「お肉には牛肉や豚肉、羊肉、鶏肉とさまざまな種類があって、お客さまの好みもいろいろ。多様なお肉料理を用意して、好きなものを好きなように食べて楽しんでいただきたいです」と店長の青柿圭太さん。

めくるめく肉の供宴。肉好きにはたまらない料理の数々をさっそくご紹介しよう。

「本日のシャルキュトリー盛り合わせ」

「シャルキュトリー(食肉加工品全般の総称)作りが好き」と語る西さん自慢の自家製ハムやソーセージ、パテに、スペイン名物のサラミを加えた5~6種類ほどが盛られた「本日のシャルキュトリー盛り合わせ」。

この日の皿には、スペイン産チョリソ、自家製ハム、スペイン産フエ(白カビのサラミ)、地鶏の白レバームース、鶏モモ肉のガランティーヌ(鶏モモ肉で豚ミンチと刻んだ野菜を巻いたもの)、パテ・ド・カンパーニュ(フランスの家庭料理の田舎風パテ)と、あふれんばかりに盛り付けられている。このボリュームで1480円とコスパ抜群だ。

「シャルキュトリー作りで大切なのは、温度です」と西さん。適切な温度と時間を見極めて調理することにより、極上のシャルキュトリーが生まれる。

豚肩ロースで作った自家製ハムは、しっとりと肉厚で塩味も少なく、肉の味が濃い。レバームースは、ぷるんと軟らかく、ねっとりとなめらかな食感が絶妙だ。

修業先のシェフから伝受された本場フランスのレシピで作ったパテ・ド・カンパーニュは、手切りした肉をしっかり練ってつないだワイルドなスタイル。ゴロゴロした肉の食感と味わいが楽しく、人気があるのもうなずける。

メインメニューには、多種多様な肉のローストがずらりと並ぶ。この中から2~3種類選ぶと、一皿に豪快に盛り付けられ、テーブルに運ばれてくる。

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