「カジュアル寄り」が新鮮 仕事に使える黒バッグ3選

黒いバッグはどんな装いにもなじみやすい

全国のアパレルショップの情報を集めたウェブメディア「FACY MEN(フェイシーメン)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を超える利用者の閲覧情報を分析、次のトレンドを読み解く。




FACY MENの記事を分析すると、「バッグ」に関する記事の閲覧数が前回と比べて伸びていた。夏服の買い物が落ち着く時期ということもあり、バッグを探す読者が増えたようだ。

バッグカテゴリーの記事を見てみると、「ブラック」というワードが多く見られた。仕事用としても使いやすい黒のバッグは、安定したニーズがあると言えそうだ。

街中のカフェやコワーキングスペースでのリモートワークも含めると、昨今の働き方は多様化しつつある。また、ビジネススタイルのカジュアル化も進んでいるだけに、仕事用のバッグも選択肢を広げて探すべきだろう。今回は、使い勝手のいい黒の仕事バッグについて、FACYに登録する各ショップにおすすめを聞いた。

1万円台なのに高機能 ロゴがないデイパック

「最近はスーツを着る人が減っていることもあり、ブリーフケースではなく、デイパックを使う方を目にする機会が増えましたよね。実際に店頭でもデイパックは人気です。ビジネスシーンでは足元に黒い靴を合わせることが多いので、デイパックも黒で統一するとまとめやすいですよ」

そう話すのは、東京・渋谷にある「ZABOU TOKYO(ザボウトウキョウ)」の大井勇人氏だ。ナイロンやミリタリー由来の素材使いが得意な日本のバッグブランド、SML(エスエムエル)のデイパックを薦めてくれた。

多様化するライフスタイルに合わせた機能美を追求する日本のバッグブランドの一品。15インチのノートパソコン(PC)に加え、底面にはICカード、背面にはアイスパック(保冷剤)を収納できる。強度や防水性能に優れたナイロン素材を使用しており、ガジェット類も安心して持ち運べる。W33×H42.5×D24㎝。SML / MULTIFUNCTIONAL DAY PACK 1万5950円

「ビジネスバッグと言えば、BRIEFING(ブリーフィング)やTUMI(トゥミ)などのブランドが人気ですが、一方で使っている人が多いブランドのものは避けたいというお客様もいらっしゃいます。エスエムエルはそのクオリティーはもちろん、表面にブランドタグがない匿名性の高さも好評です。知名度こそまだ高くありませんが、今じわじわと人気を集めているブランドです」

男心をくすぐる本格的なスペックや多彩なギミックも、このバッグの特徴であり魅力だと大井氏は続ける。

止水仕様のファスナーのほか、金具には米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士の服に採用された実績もある米「TRIMMERS」の製品を採用するなど、細部にまでこだわる
仕事かばんに欠かせないPCスリーブ付き。15インチのノートPCまで収納できる

「まず素材がすごいですね。表面の撥水(はっすい)加工だけでなく、裏面にもPU(ポリウレタン)コーティングを施すなど、防水に特化した素材を使用しており、雨の日も安心して使えます。ポケットも豊富なので、仕事用のガジェットも小分けにして収納しやすい。これで1万円台は非常に良心的だと思います」

汎用性の高いシンプルなデザインで、平日はもちろん、休日の外出やアウトドアシーンでも使いやすいという。

「余計な装飾のないミニマルなデザインやマットブラックは、コーディネートを選びません。バッグ自体はハイテクですが、トラッドなスタイリングにも違和感なくなじみますよ」

シンプルなデザインのデイパックは、ジャケットだけでなく、バスクシャツにカーゴパンツといったスタイルにも合う
次のページ
老舗ブランドのトート ビジネスシーンでも違和感なし