◆大人が着るべき総柄開襟シャツ その3 「デボンファクチュール」
1940年代のフランスの空気を宿す幾何学パターン

フレンチトラッドの新鋭が放つ一枚は、1940年代のフランスのアーティストが着ていたシャツにインスパイアされたもの。ベージュに赤や茶の幾何学パターンがオリエンタルなムードを醸し出します。
淡いベージュがベースなうえ、柄ゆきも細かいため、印象はあくまでシック。細やかな縫製や貝ボタンといった質感の高いディテールも大人っぽく見えるゆえんです。
◆大人が着るべき総柄開襟シャツ その4 「ブルーブルージャパン」
汎用性は随一、なネイビーベースのボタニカル柄

「コーデのしやすさ」ならココんちの新作が一番手。なにせ万能色であるネイビーベースに、影で表現された同色のボタニカル柄ですから。
色数が少なく、かつ同系色によって柄のコントラストも最小限に抑えられているため、幅広いこなしに合わせられます。
天然インディゴによる深みのあるネイビーといい、サラリとしたコットンの風合いといい、大人の色気もしっかり兼備。
◆大人が着るべき総柄開襟シャツ その5 「トゥモローランド」
技ありの配色。ベースの黒が柄を引き締める

たとえインパクトのある柄でも、色数が少なければ落ち着いて見える、という好例。花柄に幾何学模様とモチーフは強印象ですが、ベースのブラックが全体を引き締めることで不思議と派手に見えません。
ボディーにはペルー原産の超長綿・ピマコットンを高密度に織り上げたブロード生地を使用。ハリのある生地は直線的なシルエットをより立体的に見せてくれます。
■お問い合わせ
エストネーション/0120-503-971 OKURA/03-3461-8511 トゥモローランド/0120-983-522 ハミングバーズヒルショップ/03-6721-0189 メイデンズ ショップ/03-5410-6686
※表示価格は税込みです。
写真/鈴木泰之(Studio Log) スタイリング/四方章敬 文/押条良太(押条事務所) 構成/長谷川茂雄
[ウェブサイト『LEON.JP』2022年7月31日公開の記事を再構成]

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