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ニックさんのユーチューブチャンネル「ニック式英会話」の登録者数は40万人を超えた

ニックさんのユーチューブチャンネル「ニック式英会話」の登録者数は40万人を超えた

カリスマ英会話講師として知られるニック・ウィリアムソンさん。動画投稿サイト「ユーチューブ」のチャンネル「ニック式英会話」の登録者数は、40万人を超えた。オーストラリアのシドニー大学で日本文学と神経心理学を学び、その経験を基に独自の言語学習法を開発したニック先生。英会話が苦手な日本人でもパッと英語が口から出るようにするにはどうすればいいか、コツについて聞いた。

we're / where / wear の発音は「同じ」

「根本的に問題なのは、最初カタカナで発音を学ぶからですよ」とニック先生は話す。さっそく問題が出た。「we'reとwhere、wearは、それぞれどう発音すると思いますか?」。グーグルで検索してみて、この3つの言葉をカタカナでどのように表記しているか調べてみると、ウィア、ウェア、ウェアーとしているケースが多い。

ニック先生は「昔の日本の英語教師が発音を区別するためにあえてカタカナ表記を別々にしたかもしれませんが、実際は同じ発音なのです」と説明する。意外な答えだったが、英語の発音には日本人が通常発しない音もあり、カタカナ表記ですべて正しく表記すること自体が無理な話なのだ。

大半の日本人は英語学習をスタートするとき、ネーティブの教師から発音や発音記号を学んだわけではない。つまり、最初から間違った発音をカタカナで覚えていたのだ。これでは正確なスピーキングもヒアリングもできないはずだ。ニック先生は「中国人は英語を学習する際に漢字で発音を覚えず、英語で学んでいる」と指摘する。

世界でも難解な部類とされる「漢字仮名交じり文」を操る日本人には、何事も日本語で考える人が少なくない。受験英語の影響もあり、英文をダラダラと日本語の文章に訳す「直訳主義」は根強い。「英語をしゃべろうとする際、頭の中で日本語に合わせて英語に直そうとするから難しくなる。実際はもっとシンプルだ」とニック先生は強調する。

英語が口からパッと出るためのコツの1つ目は「日本語から直訳して英語にする習慣はやめる」こと。英語は常に「Simple is best」なのだ。例えば「料理をするのはいつも私です」を英訳しなさいという問題が出た場合、どう答えたらいいだろうか。

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