女心わしづかみのハンカチ 小物こそ人柄を映すファッションディレクター 清水久美子

今まではない色彩のハーモニーに女心がときめくラインアップ。メンズのハンカチは白か紺? いえ、こんなハンカチもありなのです。ハンカチ 各1980円(クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ日本橋人形町店)

本日は憧れの上司とプレゼン帰り。いつもながらのシュッとしたスーツ姿の、その後ろ姿を眺めつつ歩く東京・丸の内の行幸通りは、また別格の風景。「……どこのスーツかな」なんて様々な妄想を巡らす時は、聡(さと)い女性もひとりの女。打ち合わせも兼ねたカフェに入る時、「2人きりでカフェ……」なんてさらに胸の動悸(どうき)が高まります。




と、そんな時、何気なく上司がポケットから取り出したハンカチが、その姿からは想像もつかないアニメキャラものや、大学時代からお変わりなく使っている感満載の疲れきった風味であった場合、スタイリッシュな雰囲気とそのハンカチとのイメージギャップはかなりのもの。「実はこういう方?」と、高鳴る胸が一気にトーンダウン。ぬるくなったカプチーノを、ぬるくなった胸にそっと流し込み、カフェの窓際へとその視線を向けたりなんかいたします。

そう、小物というのはお人柄の反映。何気ないアイテムほど、実はその人の本当の趣味やライフスタイルがうかがい知れるもの。好感度を持った異性のそんなディテールが気になるのは、恋する女の素直な乙女心です。その中でもハンカチというアイテムは、意外に異性の目に留まりやすいもの。ちょっとコーヒーが熱いとか、お水をこぼしちゃったとか、突然の雨?といった女性が戸惑うシーンで、すっと差し出せばエスコート感満載の紳士な印象は倍増。しかも、カジュアルでロックな週末スタイルでも、さりげなく使うハンカチが清潔感あるセンスが良いものだと「実は繊細な方なのね」なんて好印象の上乗せ効果も。

たかがハンカチ、されどハンカチ。このアイテムは実は女心にじわじわ効くキラーコンテンツ、だったりするのです。

「えー! これで印象アップならお買い得じゃん!」とは、相変わらずフットワークが軽いのが強みのダーリンのセリフ。けれど昨今ハンカチの世界は実にバラエティー豊か。ハンカチ専門のセレクトショップがあるほど、ハンカチは今注目のアイテムなのです。

そんな中、すっと女心をつかむ1枚を選ぶのが、できる男のクレバーなチョイス。では、どんなハンカチが今、女性の心をつかむのでしょう。ということで、集めてきました女心に響く1枚。好感度の五穀豊穣(ほうじょう)な季節をこちらでお迎えください!

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