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ライフイズテックによるDX人材育成の短期集中研修

ライフイズテックによるDX人材育成の短期集中研修

プログラミング教育を手掛けるライフイズテック。これまで5万人以上の中高生にサービスを提供してきたが、2021年から企業向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)人材の育成事業に参入した。わずか2日の研修で「文系出身の中高年社員でもアプリ開発が可能になる」(共同創業者で副社長兼最高執行責任者の小森勇太さん)という。中高年のリーダー層をDX人材に変える早業とは。

老舗メーカーの55歳以上の中高年がDX研修

「目標はこのコーヒー店の売り上げを2倍にすることです。では売上達成のための課題を設定することから始めましょう」。老舗大手メーカーの約20人の社員は、ライフイズテックのDX研修に臨んだ。参加したのは55歳以上の中高年の社員だ。ライフイズテック提供の中高生向けのカラフルなTシャツを着込み、気分も新たに3日間の短期集中研修をこなした。

DXにはAI(人工知能)など機械学習の知識が不可欠という人もいる。「Python(パイソン)」などのプログラム言語を習得しないといけないのかと思ったら、必ずしもそうではないようだ。

小森さんは「プログラム言語を習得するだけでDX人材になれるわけではない。今はノーコードでアプリ開発も可能になっている。技術よりリーダー層にとって大事なのは、新たなビジネスモデルを構想する力。実際の業務に応用でき、アウトプットを出す能力やスキルを磨くことだ」という。

確かにその通りだ。大手の金融機関などでは、AIなど機械学習に関する研修も盛んだが、「上司に命じられて研修は受けたが、何の役に立つかイメージがわかず、時間のムダだった」(メガバンク行員)と不満を口にする人も少なくない。

成果が出なければ、研修など無意味だ。ライフイズテックでは、中高年のリーダー層をDX人材に変えるためため、具体的にどんな研修を実施しているのだろうか。

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