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日経ウーマン

人と話して別れた後に、どっと疲れたことはありませんか? そんな人は「聞き疲れ」しやすいタイプかも。自分の心を守る「聞き疲れ対策」について教えてもらいました。

◇   ◇   ◇

「コロナ禍によるオンライン化で、聞き疲れを感じる人が増えているように思います」と話すのは、産業カウンセラーの大野萌子さん。オンライン上のコミュニケーションは相手の表情が分かりにくく、間合いや沈黙に気を使うことも。相手を思いやれる真面目な人ほど、話し手の発言をすべて理解しようと頑張るので疲れが増すという。また、聞き上手は悩みやグチを打ち明けられることも多い。憑依するように相手のネガティブな感情に寄り添いすぎると、一緒に落ち込んで感情が揺れたり、考えすぎたりしてエネルギーを奪われやすい。「自分の心が健康でないと人の話に耳を傾けられないし、自分を大切にできないと他者も大切にできません」。「聞き疲れ」のタイプ別診断でチェックし、自分に合った対策を取ろう。

なぜ「聞き疲れ」する人が増えているの?

「同感」と「共感」を履き違えている人が多い
「『分かる分かる』と同感することが相手のためだと思っている人が多い。同感は自分の感情も揺れて疲れるし、相手が自分に依存しすぎる恐れも。『共感』することが正解です」

非対面のコミュニケーションで必要以上に気を遣う
オンラインでのやり取りは相手の細かい表情など得られる情報が減り、感情が読み取りにくく気疲れしやすい。「間合いや沈黙に戸惑い、余計なことを言ってしまう人も」。

この人に聞きました

大野萌子さん
日本メンタルアップ支援機構代表理事
公認心理師。産業カウンセラー。企業内カウンセラーとしての長年の現場経験を生かし、人間関係改善のためのコミュニケーションやストレスマネジメント、ハラスメントの分野などを得意とする。『『聞き上手さん』の「しんどい」がなくなる本』(ナツメ社)など著書多数。

モヤモヤや疲労感の原因と対処法が分かる!

聞き上手さんの「聞き疲れ」タイプ別診断シート

18の質問に対して当てはまるものにチェックし、A、B、Cのそれぞれの合計を出してみよう。複数の傾向がある人もいるが、一番多かったところがあなたのタイプになる。1つも当てはまるものがない人、チェック数が少ない人は聞き疲れしない傾向か、聞くことに関心が薄い傾向が考えられる。

診断結果は次のページへ

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