日経ウーマン

使用後の丁寧な掃除が「寿命」を延ばす

トク 6年前に買ったドラム式洗濯乾燥機はもう故障3回。乾燥に時間がかかるようになっちゃって。保証期間終了後だったから、修理に毎回6000円ほど、累計2万円も(涙)。

 ドラム式の上位機種は圧倒的な乾燥能力を持つ半面、フィルターでは受け止めきれない衣類の繊維クズが熱交換器などに蓄積することが弱点なんです。

トク トクニャンちの故障もホコリ詰まりが原因だったニャ。

 ポイントは、乾燥フィルターを洗濯のたびに丁寧に掃除すること。他にも、刺しゅうが施された衣類、マイクロファイバーなどの化学繊維やウール生地など獣毛製品の乾燥は「ご法度」。排水口の詰まりや洗濯機本体の故障原因になります。衣類の洗濯表示をよく確認しましょう。

トク 「タンブラー乾燥はお避けください」ってヤツだニャ。

 次は、リモート勤務の増加で出番が増えた食洗機ですね。突然ですが、トクニャンはフチが欠けた食器や木製の器を食洗機で洗っていませんか?

トク …(やっちゃってる)

 木製の器やひび割れた陶器などが庫内で割れた場合、修理できない重大な故障となることも。また、予洗い後に入れる際は、台所用洗剤が付いていないか確認を。少しでも付着していると大量に泡が発生し、水漏れセンサーが誤検知して停止したり、洗浄ノズルが泡を吸い込み正常に回転することができなくなったりと故障につながります。毎回、残菜トレーの掃除、食器の乾燥が終わった後、すぐに庫内から片づけることなども長持ちさせる秘訣です。

トク 了解だニャン。最後はロボット掃除機。赤ちゃんやペットが乗っている動画がよくSNSでバズっているニャ~。

 かわいいですけど、あれも「ご法度」です(笑)。使用前には床面にモノが落ちていないか要確認。小物やアクセサリー、硬貨、ペットなどの排せつ物を吸い込んだ故障が非常に多いです。フィルターやダストボックスだけでなく、障害物検知センサー部や充電端子部なども定期的にお手入れしてくださいね。

イラスト おおの麻里

この人に聞きました

本多宏行さん
総合家電エンジニア。テックマークジャパンクレームチームエキスパート。大手自動車ディーラーでメカニックを経験後、1999年にテックマークジャパンに入社。家電などの製品の延長保証に対する修理精査業務に従事。

(取材・文/澤田聡子 イラスト/おおの麻里)

[日経ウーマン 2022年7月号の記事を再構成]