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東京都心の大家さんと呼ばれる三菱地所。「大丸有(大手町・丸の内・有楽町)」を中心に国内外の大都市圏で街づくりをリードしているが、デジタル時代を迎えるなか、新規事業の創出にも力を入れている。同社の米田大典さん(40)は、イントレプレナー(社内起業家)として旅アプリ事業に取り組む。不動産デベロッパーのプロからIT起業家に。どのように学び、市場を開いたのか。

アプリの新規事業提案,戸惑う経営幹部

「面白そうだけどね」。2019年度に米田さんは社内の新事業提案制度に応募、東海道五十三次を歩いて巡る旅アプリ「膝栗毛」を企画提案したが、経営幹部の反応は複雑だった。

不動産投資に関しては明確な判断基準があるが、アプリ事業に対する物差しがあるわけではない。「事業としてどう構築するの」と問う経営幹部陣に答えるため、具体的な事業化づくりに奔走した。

21年11月に、事業主体となる株式会社として膝栗毛(東京・千代田)を設立、40歳手前で社長となった。JTBコミュニケーションデザイン(東京・港)も出資、電鉄会社など10余りの法人や団体がクライアントスポンサーとなり、ビジネスは徐々に軌道に乗りつつある。しかし、なぜ生粋の不動産デベロッパーマンの米田さんがイントレプレナーの道を歩み始めたのだろうか。

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