政府のコロナ対応正しかった? 西村・前経財相に直撃FACT LOGICAL 入山章栄

日本経済新聞社とテレビ東京が動画投稿サイト「YouTube」で展開している、経済バラエティーチャンネル「日経テレ東大学」。その中から、討論番組をNIKKEI STYLEでもご覧いただいております。

世の中にあふれる事実(ファクト)を、論理的(ロジカル)に読み解く経済討論番組「FACT LOGICAL(ファクト・ロジカル)」。マネジメント論が専門の早稲田大学ビジネススクール教授、入山章栄さんがホストとなって各界の専門家と議論します。

今回は「真犯人は誰だ? 日本のコロナ対策・大反省会」と題した上下編です。オミクロン株のまん延で感染拡大が収まらない中、いったん政府のコロナ対策がどうだったかを振り返ってみました。ゲストには菅内閣でコロナ対策担当だった西村康稔・前経済財政相、社会保障論と医療経済学が専門の鈴木亘・学習院大学教授、菅義偉・前首相のブレーンとして政府の成長戦略会議のメンバーを務めた小西美術工芸社のデービッド・アトキンソン社長を迎えました。

西村さんは「2020年末から21年初にかけて、もう少し何らかの対応をとっていれば重症者や死亡者の数を抑えられたのではないか」と総括。一方、経済政策の担当として「失業率は各国より低く抑えている」と強調しました。鈴木さんは「結果的に非常にコストパフォーマンスの悪い政策で、コロナにも経済対策にも効果がなかった」と批判。アトキンソンさんは「感染者を増やす要因が決まった中、政府の影響力が過剰に評価されたのではないか」と指摘しました。

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