――白のバンドカラーのシャツにリーバイスの白デニム、白の靴。その上に薄手のコートを羽織る。すごく印象的ですね。

石津「これはバブアーの薄いコート。ジャケットを脱いでコートだけを羽織るというバリエーションもすっきりしていいよね」

シャツと白デニムスタイルにバブアーのコートを羽織る。こなれた大人のカジュアルだ

すっきり見える2色使い まとまり抜群

――白パンツはいつもきれいにはきたいから、古びたものは更新したいですよね。こちらはユニクロのスマートアンクルパンツです。低価格で形もきれいですね。

安藤「僕は結構薄いピンクを着ているのですが、ポロのピンクのセーターにリーバイスのGジャンを合わせました。足元はジャックパーセルのスニーカーです。このユニクロのパンツ、ちょうどいい太さ。ウエスト周りはひもで、いろんなパターンで着られますね。気に入りました」

淡いピンクを取り入れるのは難易度が高いのだとか。シルエットがきれいなパンツはユニクロ

――同じユニクロのスマートアンクルパンツに今度はデニムシャツを合わせてみましょう。ブルーの濃淡と白を組み合わせた大人のカジュアルですね。

石津「こういう2色使いがいいんだよ。すっきりして見える」

「2色使いに抑えるとまとまりがいい。とにかく使う色を吟味して」

――こちらはベージュのサファリ風シャツジャケットとデニムシャツ。パンツはやや生成りで、GUの古着だそうです。かなり幅広のバルーンシルエットになりました。

石津「さっきのパンツ(スマートアンクルパンツ)はいいけど、このぶかぶか感はダメだ。ぶかぶかであることを目立たせたい、という以外にはく目的が分からないよ。論外。目立ちたいの?」

安藤「僕はこういう大きめパンツが今は好きで。今はいているGUのイージーパンツはサイズがXLくらい。いまぶかぶかのサイズ感がはやっていますよね。1990年代にスケーターブームがあった時に、とにかくビッグポロっていう大きなサイズのポロシャツがはやった時があって。スケーターファッションが30年たってまた戻ってきたように感じています」

「ビッグシルエットが流行しているとはいっても、あんまりだぼだぼしているのはどうかな」と、石津さんが指摘したパンツ

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白パンツ 「透け」が大敵