アルゴリズムの理想、「学問のすすめ」に

そのプラットフォームの上で、検索上位をどう並べるかのアルゴリズムは、私であれば、Googleのまねはしません。「学問のすすめ」理論の実現をしようと思います。

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり。(中略)。人学ばざれば智なし。智亡き者は愚人なりとあり。されば賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由って出来るものなり

人は学問をするかしないかによって大きく差がつく。だから頑張って学問に精をだすべきだと思っています。

ただ学問を極めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり

しっかり学問をした、物事をよく知っている人は、社会的地位が高く豊かな人になり、勉強をしたか知識や技術を身につけたかによって、将来の選択肢が大きく関わるような仕組みが望ましいです。そして、そういう医師の検索順位が上になるべきなのだと私は思います。

人望は固より力量に因って得べきものに非ず、また身代の富豪なるのみに由って得べきものに非ず

人望とは実際の力量で得られるものではないし、人であれば財産が多い、会社であれば時価総額が高いからといって得られるものではありません。信用は、知性と正直な心と徳によって次第に獲得していくものであるはずです。しっかりと学問を身につけ、薬の知識であれば製薬企業から正しい知識やTipsを積極的に入手しようとする意欲があり、それを実践で生かし、たくさんの経験がある「全き人」は頼れて信用がある医師です。そういう信用がある医師には、多くの患者さんたちが寄ってきてくれやすいと思っています。

実なき学問は先ず次ぎにし、専ら勤むべきは人間普通日用に近き実学なり

まずは、日常臨床で、患者にとっても医師にとっても、誰にとっても日々、用があって役立つ仕組みを作ることが実学なのでしょう。こうしたビジョンをどうやってDX化できるのか、それが新しいオンライン医療プラットフォーム制作上での最大の課題であろうと考え、オリジナルな仕組みを構築していきたい、と考えています。

学問に入らば大いに学問すべし。農たらば大農となれ、商たらば大商となれ

学問ならトップレベルのサイエンスで成功したい。ビジネスをやるなら、トップレベルの医療プラットフォーマーになりたいとも思っています。昔は、ITがわかる人がビジネスに手を出していました。ですが、今は、ビジネスがわかる人がITに手を出す時代へと大きく変化しているのだと感じています。だから成功する年齢層も変化するはずです。

我心をもって他人の身を制すべからず

誰か一人だけの考えで進めるのではなくたくさんの医師たちや多くの患者さんたちへの支援となり、また、製薬企業を契約で縛りつけるようなプラットフォームでなく、誰もが互いを尊敬しあいつつ、良好な人間関係を自然に築くことができて、誰からも感謝されるような仕組みをもつプラットフォーム事業でなくてはいけない、と思っています。

人たるものは、ただ一身一家の衣食を給しもって自ら満足すべからず、人の天性にはなおこれよりも高き約束あるものなれば、人間交際の仲間に入り、その仲間たる身分をもって世のために勉むるところなかるべからず

社会の一員として、世の中のためにつとめたい、社会貢献したい、という人たちとふれあい、共に育てていく事業にしていきたいと思っています。

(参考URL: https://medicalprofession.jp/?p=16)

こうした「思考法」が、多くの人にリーチし、目立って好かれるようになりたいと願っています。まずは等身大の事業から見つめ商品力を見極めている途中にあります。「Think small」「Think different」――つまり、小さな活動から着手し、周囲とは異なる発想で最終的には大きく社会に貢献していくことが、私の願いです。

鈴木吉彦
1957年山形県生まれ。83年慶大医学部卒。東京都済生会中央病院で糖尿病治療を専門に研さんを積む。 その後、国立栄養研究所、日本医科大学老人病研究所(元客員教授)などを経て、現在はHDCアトラスクリニック(東京・千代田)の院長として診療にあたる。

「ITが好き、な医師が語る世界の未来」の記事一覧はこちら

鈴木医師が院長を務めるHDCアトラスクリニックのHPでは、専門である糖尿病に関する情報を幅広く紹介しています。

ウェルエイジング 健康で豊かな人生のヒント
人生を豊かにするスローエイジング最前線