ただし、図12の数式では、累積ポイントが未入力の場合はエラー値になる。このような問題には、IFERROR(イフエラー)関数を組み合わせるのが簡単な解決方法だ(図13)。

また、VLOOKUP関数の代わりにLOOKUP(ルックアップ)関数を使っても、同じ結果が得られる(図14)。この関数の「配列形式」では、「配列」のセル範囲が縦長の表の場合、その左端列で「検査値」以下の最大値を検索し、見つかったセルと同じ行の、「配列」の右端列のセルの値を返す。

これらの数式では、対象範囲として、セル範囲の参照の代わりに「配列定数」も使用できる。配列定数とは、列の区切りを「,」(カンマ)、行の区切りを「;」(セミコロン)で指定し、全体を「{}」(中カッコ)で囲んだデータだ。