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応募者が「できるだけ効率的な転職活動をしたい」と考えるのは自然なことです(写真はイメージ)=PIXTA

応募者が「できるだけ効率的な転職活動をしたい」と考えるのは自然なことです(写真はイメージ)=PIXTA

日経クロステック
キャリアアップや人間関係構築、給与などの待遇面、転職や起業――。技術者の多くは、自分の働き方について様々な悩みや不安を抱えています。人事コンサルタントとして様々な企業の職場活性化を支援する天笠淳さんが、こうした不安を解消し、働く楽しみを見いだすための具体的な方法を紹介します。

筆者は時間があれば、キャリアにまつわる相談をボランティアで受けています。転職に関する相談で最近よく聞くのが、「あなたのためを思って、あなたに合う案件だけを紹介する。無駄な求人は一切紹介しません」という転職エージェントの話です。いわば「省力型」の転職エージェントです。

働きながらの転職活動には時間も手間もかかります。紹介された求人ごとに応募書類を整え、書類選考の結果を待ちます。仕事をしながら、私用スマートフォンに来る転職エージェントからのメールをこっそり確認。面接の予定が入れば、速やかに日程調整をしなくてはなりません。転職活動をしていることが職場にばれるのではと思いながら過ごすのも負担です。

採用選考の過程で、求人案件と自分の希望の食い違いが発覚することもあります。それまでにかけた労力が無駄になったと感じるでしょう。こうしたことから、応募者が「できるだけ効率的な転職活動をしたい」と考えるのは自然なことです。

「あなたに合う会社は2社だけ」の意味

そうした人にとっては、転職エージェントの「今のあなたに合う会社を厳選し、2社だけご紹介します」などという言葉は魅力的かもしれません。「この転職エージェントは自分のことを真剣に考えてくれた。厳選した2社を紹介してくれているのだから、とにかくこの2社にエントリーしよう」と思う人が多いでしょう。

しかし転職エージェントの立場で考えてみると、別の見方もできます。

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