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パナソニックのレッツノートSR 新デザインで顧客拡大

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パナソニックのモバイルノート「Let's note(レッツノート)」シリーズは、シルバーの堅ろうなボディーが特徴だ。オフィスはもちろん、移動中の車内やコワーキングスペースなど場所を選ばず使う「仕事の道具」というイメージが強い。2022年11月に最新モデル「レッツノート SR」が発売されたのでレビューする。

◇  ◇  ◇

パナソニック「レッツノート SR」は、堅ろう性や軽さといった特徴はそのままに、従来モデルより落ち着きのあるデザインがポイントの、12.4型液晶を搭載したモバイルノート。直販サイトの販売価格は30万300円(税込み)からとなっている。

手に持ってまず感じたのは、薄くフラットな形とコンパクトさだ。レッツノートシリーズはモバイルノートの中では比較的厚みがあり、堅ろう性を高めるため本体カバーに設けた凹凸がデザイン上の特徴でもあった。レッツノート SRは高さ19.9ミリメートルでシリーズの中では薄く、本体カバーの凹凸もほとんど目立たない。液晶ディスプレーを閉じるとほぼフラットな板のようになる。平面サイズ(幅約273.2×奥行き約208.9ミリメートル)は、A4用紙よりも小さい。

凹凸を抑えた分、やわな印象を受けるかもしれないが、従来モデル同様に最大100kgf(重量キログラム)の加圧に耐えられる堅ろう性を確保している。A4以下のコンパクトかつ服などに引っかかりにくいデザインのため、小さめのかばんにも収納でき、出し入れもスムーズだ。

落ち着きのあるデザインで集中しやすい

レッツノートの色といえば、つやのある明るいシルバーというイメージが強い。新レッツノート SRでは、シルバーより少し暗く、つやを抑えた「カームグレイ」と呼ぶ色になり、落ち着いた印象になった(ラインアップには黒い「ジェットブラック」も用意)。ディスプレーを開くと目に入るベゼル(ディスプレー周辺部分)やキーボードはブラックで、丸いタッチパッド(ホイールパッド)周囲のリングも光沢を抑えた仕上げとなっている。主張を控え、画面に集中しやすくしたデザインともいえる。目立ち過ぎないので、コワーキングスペースやカフェ、電車内など、街中で取り出して使いやすいと感じる人もいるだろう。

12.4型液晶ディスプレーの解像度は1920×1280ドットで比率は3対2。比率が16対9のような横に長いワイド液晶より、上下(縦方向)に広く感じられる。12.4型というとかなり小さいイメージだが、この比率のおかげで窮屈さはあまり感じられない。

表面はノングレア仕上げだ。外光の反射は抑えられていて、ほとんど気にならず、明るい場所でも見やすい。視野角もかなり広く感じられる。使っていて不満のない、見やすいディスプレーだ。

コンパクトながら操作性は良好

キーボードは、打鍵してみるとクリック感のある軽めのキータッチだ。横方向のキーピッチ(隣り合ったキー同士の中心の距離)は15型の据え置き利用向けノートと同等の19ミリメートルで、キーストロークも2ミリメートルとモバイルノートとしては十分な深さを確保している。キーのぐらつきもなく打ちやすい。

タッチパッドは、レッツノートシリーズ独特の「ホイールパッド」と呼ぶ丸形のものを引き続き採用している。縁を回転させるようになぞることでスクロール操作が可能だ。パームレスト部分の縦幅をいっぱいに使った大きさで、複数の指によるジェスチャー操作がやりやすい。手を置くパームレスト部分は、さらりとした仕上げで触り心地がいい。コンパクトだが、窮屈さはなく操作性は良好だ。

底面には収納式の小さいスタンドがあり、キーボード面に角度を付けられる。傾きが数度変わるだけだが、これによって打ちやすさや手首への負担が変わり、ぐっと入力しやすくなる。

のぞき見注意でセキュリティー意識が高まる

個人向け店頭販売モデルは4モデルある。CPU(中央演算装置)はインテルの第12世代Coreプロセッサーで、テストした「CF-SR3GDMCR」はCore i5-1235Uを搭載している。メインメモリーは16ギガバイト、ストレージは512ギガバイトのSSDで、OSはビジネス用途向けのWindows 11 Proを搭載する。

ビジネス用途に定評のある製品だけに、セキュリティー機能にも抜かりはない。液晶ディスプレー上部にあるカメラは顔認証対応で、パームレストには指紋センサーも搭載している。

カメラを利用して離席時に画面をロックしたり、スリープ状態のときに着席するとスリープを解除したりといった機能を備える。「のぞき見注意」機能もその一つ。自分以外の顔を検知すると画面上にポップアップアイコンを表示したり、画面全体をぼかしたりする機能で、コワーキングスペースやカフェなど周囲に人がいる場所で作業をしている際に、セキュリティー意識を高めるのに役立つ。

本体のみで高い拡張性を確保

拡張端子の種類と数が多いのも、仕事の道具としての魅力を高めている。本体右側面には2つのUSB3.0 Type-A、アナログRGBのディスプレー出力端子、SDメモリーカードスロットを備えている。反対の左側面には有線LANポート、USB3.0 Type-A、2つのUSB3.1 Type-C(Thunderbolt 4対応)、HDMI出力を備える。これだけあれば、USBハブを用意しなくても多くの周辺機器を同時に使用できるだろう。古い周辺機器や有線LANを使っている人にも便利だ。もちろん、Wi-Fi 6とBluetooth 5.1にも対応している。

バッテリー駆動時間は、標準付属の「バッテリーパック(標準)」で約16時間となっている。モバイルノートのバッテリーは内蔵式で簡単に交換できない製品も多いが、レッツノート SRのバッテリーは着脱可能で、ユーザー自身で交換できる。予備バッテリーを用意しておけば、電源のない場所でバッテリー切れになってもその場で交換して作業を再開できるし、バッテリーが故障しても自力で交換できるので修理に出す手間がかからないというメリットがある。充電は、電源コネクターとUSB Type-Cのどちらにも対応。電源コネクター用のACアダプターが付属する。

レッツノートシリーズは、企業が従業員向けに調達するBtoB(企業向け)の販売が中心だ。主に30~50代のビジネスプロが使う仕事の道具というイメージが強い。

レッツノート SRはそうしたイメージから少し離れたデザインだ。従来モデルより主張を抑えたことで人前で気負うことなく取り出しやすくなり、画面に集中しやすくなった。操作性は好印象で、ボディーの堅ろう性、大抵の用途に対応できそうな高い拡張性、1日使うのに十分なバッテリー駆動時間、自分で交換可能なバッテリーなど、これまでのシリーズの良さもしっかり受け継いでいる。

価格は高いが、使う人を選ばず、自宅やオフィスだけでなく客先やコワーキングスペース、カフェなど様々な場所で使いやすいモバイルノートといえる。これまでのユーザー層に加えて女性ユーザーや学生など、より幅広いユーザー層にアピールできるだろう。

(ライター 湯浅英夫、写真 スタジオキャスパー、湯浅英夫)

[日経クロストレンド 2022年12月2日の記事を再構成]

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