おしゃれなカウンター席があるラムゴロー1階。2階にはゆったりとしたテーブル席もある

ラムには根強いファンがいて、東京・中野で毎年開催される「羊フェスタ」のように、ラム専門のフードフェスティバルまで開催されている。「そうしたファンにアピールできれば、土日には目的来店のお客様に利用していただけるのではと考えた」(スマイルリンクル営業管理部広報販促担当主任の竹内宏和さん)という。そして、週何回通っても飽きないような居酒屋メニューにしつつ、ラム肉ファンにも喜んでもらえる店にしたいと試行錯誤。

オープン当初は食べ飽きないようにと控えめだったクミンなどのスパイス使いも、ラム肉ファンを意識して、よりパンチのある味付けに変更した。ちなみに、ドリンク類もラム肉に合うように考えた「ラム専用サワー」(ジンとカルダモン)、「山椒サワー」(ジンとサンショ)、「スパイシーサワー」(焼酎とシナモン、ショウガ、ナツメグ)など、スパイスが効いたサワードリンクをラインアップする。

お通しの「羊乳チーズもなか」

今では、週1回必ず訪れる客や、3日連続して来店したこともある常連客もいるそう。週末の客は女性が中心。同店のお通しは、羊乳のチーズが中に入ったかわいい羊型のモナカなのだが、SNS(交流サイト)によく写真が投稿されるそうだ。

ステーキロッヂ:ステーキ店が牛以外追求でラム

一方、ラムをメニューに取り入れることで健康への意識が高い客の人気を集めているのがステーキハウス「ステーキロッヂ」だ。18年に東京・渋谷に1号店をオープンした同店だが、「最初は、とにかくビーフステーキを、他店よりおいしく安く出すにはどうしたらいいかを考えていた」と同店を経営するB級グルメ研究所(東京都武蔵野市)のブランドディレクター、福田幸洋さんは話す。

しかし、1年ほどしてリピーターが増えてきたときに、客に「どんなものを食べたいですか」というアンケートを取ったところ、思わぬ結果がでた。鶏、豚、羊肉と、牛肉以外のものを食べたいという声が目立ったのだ。「当初は、ビーフステーキの付け合わせとしてこんなものが食べたいといった答えが返ってくると思っていたので、驚きました」(福田さん)という。

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ラムと泡:スパークリングでラムを味わう