名作ダウンをマフラーに 幅広い世代に人気
EDIFICE名古屋パルコ店の落合孝宣氏にも話を聞いた。1万円の予算で収まる一品として紹介してくれたのは、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)のNuptse Muffler(ヌプシマフラー)だ。
「ザ・ノース・フェイスの定番である『ヌプシジャケット』をイメージしたアイテムです。ダウンジャケットをそのままマフラーにしたようなデザインがユニークですよね。風を通さない生地で、ダウン入りなので保温性は抜群です。リピート購入されるお客様もいるほどの人気商品です。私自身も愛用していますよ」

20代の学生から40代のビジネスマンまで幅広い年齢層に好評だという。どんなコーディネートがおすすめなのだろうか。
「あえて大人っぽいセットアップやチェスターコートに合わせてみるのも面白いと思います。トレンドのスポーツミックススタイルに仕上がりますよ」


英国最古の生地ブランド カシミヤの肌触りと発色がすごい
「当店はテーラードジャケットやオーダースーツも取り扱っていますが、スーツ用の生地は総合的なクオリティーが高くないと成立しません。そんなスーツ用の生地も手がける英国の老舗ブランドのマフラーはいかがでしょう」
そう話すのは大阪市にある「VELISTA(ヴェリスタ)」のディレクター、鵜飼英隆氏だ。英国発Joshua Ellis(ジョシュアエリス)のマフラーを紹介してくれた。安くはないが、相応の満足感を得られる一品だという。

「しっかりとした密度のあるカシミヤ100%の生地が特徴です。やや細身の形ですが、巻いてみると他のブランドでは見られない美しいボリューム感が生まれます。肌触りや発色の良さも抜群で、この値段に見合う価値を感じていただけると思いますよ」
上品な色使いやカシミヤならではの柔らかい質感もポイントだ。コーディネートにはどのように取り入れればいいだろうか。
「シンプルなロングコートにピッティ巻きで合わせると大人っぽくまとまります。ジャケットスタイルに取り入れてもいいですね。あえて巻かずに垂らすだけでも、さまになるマフラーです」(ピッティ巻きの巻き方は映像付きの記事「スーツ姿に変化をプラス ちょっと華やぐマフラー術」で)


文:FACY編集部 山梨幸輝(https://facy.jp/)
SUITS OF THE YEAR 2022
3年ぶりの有観客開催となる華やかな授賞式の模様をYouTubeライブで生配信。 スペシャルな受賞者のスーツの着こなしにご注目ください。