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EDO ALL UNITEDのCEO就任が決まった平井孝明さん

EDO ALL UNITEDのCEO就任が決まった平井孝明さん

サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会では、日本代表の活躍はもちろんのこと、元日本代表の本田圭佑氏の斬新な試合解説も話題になりました。本田氏が発起人となって2020年に立ち上げたEDO ALL UNITEDは、月1万円払えば誰でも運営に参加できるというこれまでにない形のサッカークラブチーム。その最高経営責任者(CEO)に23年から就任する平井孝明さん(37)が今回のmyリスキリングストーリーの主人公です。本業では米国のIT企業の日本法人ドーモ(東京・渋谷)で法人営業として活躍している平井さん。キャリアを築くために続けてきたリスキリングが、クラブ運営にも生きているといいます。

サッカーW杯の最中の11月27日、本田圭佑氏のツイートに2万を超える「いいね」が集まった。

EDO ALL UNITEDは本田氏が「東京の中心に世界へインパクトを与えられるサッカークラブを創りたい」と立ち上げた。東京都社会人4部リーグ(J1から数えてJ10に相当)からスタートして3年連続で昇格。来シーズンからは1部(同J7)で戦う。

「選手のプロ化も決定し、スポンサーの募集も始めました」

そう語るのは、来年1月に新CEOに就任する平井孝明さんだ。もともとサッカーが好きで、クラブ経営や選手の育成、試合の采配などを楽しむ人気のシミュレーションゲーム「プロサッカークラブをつくろう!」(通称サカつく)にもハマっていた。20年に本田氏が「リアルサカつく」をやろうと呼びかけているのをSNS(交流サイト)で知り「面白そう」とすぐに参加した。誰もが自分のアイデアを提案でき、組織内の意思決定はすべて1人1票の選挙で決めるのが「リアルサカつく」のルール。平井さんももちろん選挙でCEOに選ばれた。

ぜネラルマネジャー(GM)を務める本田氏とオンラインで話し合うEDO ALL UNITEDのオーナーたち。平井さんは写真左上端

ぜネラルマネジャー(GM)を務める本田氏とオンラインで話し合うEDO ALL UNITEDのオーナーたち。平井さんは写真左上端

オーナーは現在、武井壮氏や乙武洋匡氏ら著名人から、さまざまな分野のビジネスパーソン、主婦、定年退職後の人まで約130人。単純にサッカーが好きな人もいれば、本田氏のファン、新しい運営のあり方に興味を持った人など参加の動機もさまざまだ。それだけに「運営は当初カオスだった」。平井さんは仕事で培ったITや営業の知識・スキルを生かし、できることがあれば率先して手を上げ、まわりの理解を得ながら、組織体制づくりに奔走してきた。ここからそのキャリアを振り返ってみよう。

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