天咲 とりあえず画像をいっぱい載せればいいかなと思ってました! 目からうろこです。
池照 てことで、今回はこの学生と建物のアイコンだけ使おうか。「人なんだな」「会社なんだな」ってことが一目でわかって、伝わりやすくなるからね。

今市 シンプルでスッと頭に入ってくる感じがします!
名詞? 動詞? 言葉の種類をそろえる
池照 さて、最後のポイントは「言葉の種類を揃(そろ)える」。天咲さん、このスライドの矢印に添えてある言葉って、何を意味してる?
天咲 えっと、それぞれの矢印の方向で起きること、ですかね? 例えばHAWAKOから学生にはニュースやセミナーを提供する、みたいな。
池照 うんうん、そうだよね。じゃあ、「コミュニティネットワーク形成」っていうのは何?
天咲 これはですね、学生同士やHAWAKOとの間でコミュニティーが作られるというか……。
池照 それじゃあ、「採用関連のコンタクト」っていうのは、誰が誰に対してすること?
天咲 「企業が学生に対して」ですけど、矢印の向きがおかしいような気もしてきました。そんなに深く考えてなかったです……。
池照 わかるよ、こういうときの言葉選びって結構難しいんだよね。これって何が問題だったかっていうと、「矢印に沿える言葉」の定義がされてないんだよね。
天咲 言葉の定義、ですか??
池照 そう。「AからBに提供されるもの」なのか、「AがBに対して行うこと」なのか、「AとBの間にあるもの」なのかが、ごっちゃになってない?
天咲 言われてみればそうかもしれないです。

池照 こういう風に、同じ矢印なのに意味合いが違うと、見てる人が混乱しちゃう。今回は試しに、「AからBに提供されるもの」で統一してみようか。「もの」だから、言葉は全部名詞になるね。

天咲 おお、スッキリしましたね!
今市 スライドをわかりやすくする方法っていったら、普通は色とか図形の話かと思いますけど、こういう言葉が大事ってことですね。
池照 そう。スライドって本質的には文章と一緒だからね。まずは言葉としてわかりやすい状態を作るのがとっても大事。それじゃあ、今日のポイントを改めておさらいしておこうか。次から意識してみて!

