天咲 うーん、なるほど。見ればわかるかなと思って、特に書いていませんでした。

池照 具体的には、こうやってタイトルとキーメッセージをここまでのスライドに合わせて調整してから、

池照 四角形を3つ並べて、それぞれ何なのかを書く。

今市 「まず四角形で構造を作る」ってやつですね!
池照 そういうこと!今市くんもわかってきたね。

池照 で、間のやりとりを矢印と文字で示すと、こうなる。お金が動くところだけ矢印に「¥マーク」を付けて区別すると、よりわかりやすくなるよ。

アイコンなど画像は、最後のアクセント
天咲 なるほど。一応意味は伝わりますけど、最初のスライドに比べるとえらくシンプルになりましたね。
池照 そうだよね。で、次のポイント「画像はむやみに使わない」に移る。天咲さん、元のスライドって、人のアイコンとかメッセージのイラストとか、いろいろな画像素材を使ってるよね。これって、“なぜ”使った?
天咲 “なぜ”ですか? 理由を改めて聞かれると難しいですね。なんとなく、載せないとスライドがさみしいような感じがしたからですかね。
池照 うーん、なるほどね。それはちょっとよくない使い方かも。アイコンやイラストみたいな画像素材って、それ自体はあまり情報を持っていないんだよね。だから、スライドの上で存在感を持っていると、文字や構造みたいな本来伝えたい情報を邪魔して、かえってわかりにくくなる。

池照 だから、まずは文字と構造だけで十分わかりやすい状態を作って、画像素材はあくまで最後のアクセントくらいに思っておくのがおすすめ。まあ、もしセミナーの様子の写真とか、ニュース記事のスクリーンショットみたいな具体的なビジュアルがあれば、話は別だけどね。そういう具体的な画像は「実際はこんな感じですよ」っていう情報を持っているから。