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大手重工メーカーから国土交通省へ転職した高橋晋也さん

大手重工メーカーから国土交通省へ転職した高橋晋也さん

新型コロナウイルス禍を経て社会への関心が高まり、公的な仕事に興味を持った人も多いのではないでしょうか。実は、国家公務員の中途採用は増えており、多様な価値観やスキルを持った民間企業出身者が求められているのです。とはいえ、「選考が難しいのでは」「どんな働き方をしているのか」と不安に思う声も聞かれます。今回は国家公務員の中途採用者のキャリアや働き方について、2014年に大手重工メーカーから国土交通省へ転職した高橋晋也さんに、民間企業との違いや戸惑った点、やりがいなどを率直に語ってもらいました。

ファミレスで試験勉強 選考では「皆のために」を討議

――民間企業から、国家公務員への転職を考えたきっかけは。

「妻の転職先が東京に決まったためです。神戸に住んでいたので、私が残ればバラバラに生活することになってしまいます。それならば私も東京で働き、家族そろって生活をしたいと考えました。現職と同様に広域的なインフラ関係をつかさどる仕事で、かつ様々な人や業界とかかわることができる仕事に興味があったので国土交通省を志し、経験者採用試験を受けることに決めました」

――試験の準備はどのように進めましたか。

経験者採用試験<係長級(事務)>の試験科目
基礎能力試験 経験論文試験 政策課題討議試験 人物試験 官庁訪問

「秋にある試験に向けて、5月頃から基礎能力試験(いわゆる教養試験)や、これまでの職務経験などを書く経験論文試験のための対策を始めました。残業もゼロではなかったですが、毎日、終業後にファミリーレストランで1~2時間集中して取り組んでいました。通信講座等は利用せず、独学でした」

「論文試験のテーマは『民間での経験を国家公務員としてどう生かすか』だと思っていたので、自分のこれまでの仕事や経験を振り返り、『自分が思い描く国家公務員像にどう結び付けられるのか』について書く練習をしていました。面接については、自分がどういった形で貢献できるかを中心に、家族に面接官役になってもらい対策していました」

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