安全の為の注意点を伺った後、ストレッチをし、早速ボードの上に立ってみる。転んだ。まだ片足しか装着してないのに、なんで滑るのよ。滑る物なのだけど、まだ滑らなくていいから。

もう一度立ってみる。

転んだ。

コーチが「大丈夫ですよ」と励ましてくれる。しかしなにが大丈夫なのだ?

また転んだ。これが厄介で、体が重くて尻餅の体勢から立ち上がれない。腰が回らない。

ボードを足の力で持ち上げる時に筋力が足りない。体が完全に鈍ってる!

コーチに引っ張り上げてもらい、ようやく立ち上がれた。これだけで体力の消耗著しい。

結局20回近く転んでわかったのは、私は踏ん張る脚力は普通だが、脚を持ち上げる力がとても弱い事。股関節と大臀筋(だいでんきん)の柔軟性が無い事、体幹が貧弱な事である。時々、真っ平な場所でつまずいて、???となるのはおそらくそれが原因だろう。

スノボは簡単にはマスターできない。滑って転んで……。(イラストはイメージ=PIXTA)

体幹とインナーマッスルは同じような意味とフワッと解釈していたが、実はインナーマッスル(体の深いところにある筋肉)は腕や脚にもあるそうで、体幹(胴体)のインナーマッスル、と言うのが正しいようだ。具体的には腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群をさす。健康番組などでは、腸腰筋やアウターマッスル(体の外側の筋肉)の腹直筋、腹斜筋、などと合わせて体幹と紹介されることが多い。他にも大胸筋、僧帽筋や広背筋、脊柱起立筋など体の前後にも様々な筋肉が存在し、それらはみな体を支える為に大事な体幹(筋)なのだ。

と、理屈をこねたところで筋力は身に付かない。実践よ実践。いい汗かいてやる。

まずは、うつ伏せになって、肘と爪先で体を床から浮かせてぇ、一直線に保つプランクうぅぅ、キツいわこれ〜。でも14秒もった。

筋トレの次はストレッチを股関節と大臀筋とハムストリングと大腿四頭筋と……。

高木美保(たかぎ・みほ)
1962年生まれ、東京都出身。84年、映画「Wの悲劇」でデビュー後、ドラマ「華の嵐」の主役をはじめ、NHK大河ドラマ等に出演。またバラエティー番組にも挑戦し、人気を集める。98年11月、自然と共にある生活を求めて、栃木県那須高原に住まいを移し、農業にも取り組む。現在は芸能活動に加え、講演や執筆業など幅広い活動を展開。著書多数。