Men's Fashion

脱ぎ着自在のライトアウター、長~く着られるおすすめ

プロのコーデ

LOFTMAN TOKYO 上松哲也さん

2022.10.6

LOFTMAN TOKYOの上松哲也さん

寒暖差の激しい今の時期は、薄手で脱ぎ着しやすいライトアウターが活躍する。薄手のコートや機能素材を使ったジャケットなど様々なアウターのなかから、大人の一着はどう選べばいいのだろうか。また、アウターを脱いでも物足りない印象を与えない着こなしのコツとは?東京・渋谷の小田急電鉄代々木上原駅近くにある「LOFTMAN TOKYO(ロフトマン東京)」の上松哲也さんに聞いた。




ライトアウター選びは“軽さ”と“アメカジ”

――大人の男性がライトアウターを選ぶとき、何がポイントになりますか。

「まずは素材ですね。ウールやコーデュロイ素材のものは今の時期に着るには暑すぎますし、季節感という点でもミスマッチです。コットンやナイロン素材のものが理想的でしょう。また、色の選び方もポイントです。黒やネイビーといった暗い色のアイテムを多く持っているのであれば、淡い色のライトアウターを手に入れるのがいいと思います。素材や色など、どこかに“軽さ”の要素があるとこなれた印象になりますよ」

――今年、ロフトマンが推しているライトアウターは?

「機能性に優れたアイテムに力を入れています。洗濯機で洗えるとか、撥水(はっすい)性が高いといった機能があれば、天候が崩れやすい秋に重宝しますから。特におすすめなのは、日本の釣り具ブランド、DAIWAが展開するDAIWA PIER 39(ダイワピア39)のジャケットです。ポケットが多く、生地に撥水加工が施されているので実用性が高いです。ベーシックなデザインで日常的に着やすいのも魅力です」

――ほかにはどんなものがおすすめですか?

「ワークテイストなカバーオールを薦めたいです。今トレンドのアメカジ(アメリカンカジュアル)風の着こなしと相性がいいですからね。また、カバーオールは着丈が長いので、腰回りを隠せるのも魅力です。パンツの股上の深さや腰回りのシルエットを気にせず着られるので、幅広いパンツと合わせられます」

脱いでもサマになるスタイル 柄や小物で「補強」

――ライトアウターを使ったおすすめの着こなしを教えてください。

「ボタンダウンやデニムパンツを使ったアメカジスタイルに、フィッシングジャケットのような高機能なアイテムを合わせる着こなしですね。昨今のトレンドと日常で使いやすい実用性を兼ね備えたコーディネートといえるでしょう」

「シルエットはどのアイテムも適度にボリュームがあるものを選ぶと今年らしいですよ」

――ライトアウターは温度に合わせて脱ぎ着することが多いです。

「特徴的な柄やディテールのあるものを取り入れたり、ネクタイなどの小物を足したりするといいでしょう。インナーのどこかに“ひと癖”あると、アウターを脱いでも物足りない印象を与えにくいです」