老眼の度数が進んだかしら…(イラストはイメージ、PIXTA)

諦めかけた時に、陳列棚の角を曲がって若い女性が近づいて来た。

この人に、頼んでもいい、かも?

「すいません。この電池の裏の数字、見て頂けますか?老眼で見えなくて。」

「はい、もちろんです。えーっと、〇〇△△と書いてありますから、この電池ですね」と、取って手渡してくれた。

礼を言う私に、とんでも無いです、と笑顔で。

老眼は私のように早い人では40代前半位から始まり、65歳位で落ち着いてくると言われている。病気ではない。けれど、進行している間は気づかないうちにメガネの度が合わなくなっていたりして、日常的に不便を感じる事が増えて来る。医師は、誰もが通る道だと慰めてくれるが、老眼と言う名前のせいか、なんとなくガッカリした気分にさせられるものだ。さっきの女性の笑顔に、自分でも意外なくらい癒やされたのは、ガッカリがちょっと溜(た)まっていたのかもしれない。

夫よ。あなたの電池のおかげで、私は新たに、2つの人生の教訓を経験しましたよ。1つは古の名言、捨てる神あれば拾う神あり。もう1つは、頑張るのもステキだけど、困った時は素直にSOSを発信できる人になるのもステキな年のとり方かも、てことです。

老眼は、近くと遠くを順番に見たり、目の運動をしたりすることで、ある程度予防や進行を遅らせることができるそうだ。まずは、眼科で定期健診を受けるとよいと思う。他の加齢に伴う眼病の早期発見にもつながるだろう。

高木美保(たかぎ・みほ)
1962年生まれ、東京都出身。84年、映画「Wの悲劇」でデビュー後、ドラマ「華の嵐」の主役をはじめ、NHK大河ドラマ等に出演。またバラエティー番組にも挑戦し、人気を集める。98年11月、自然と共にある生活を求めて、栃木県那須高原に住まいを移し、農業にも取り組む。現在は芸能活動に加え、講演や執筆業など幅広い活動を展開。著書多数。
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