英語essay実践編 お題「住むなら都市と地方どっち」

Hello everyone! 英語講師の神林サリーです。日本で生まれて育った日本人はネーティブにはなれませんよね。でもね、バイリンガル(2言語話者)にはなれるのです。わたくしの講座のコンセプトは「あなたをバイリンガルにいたします」。かんたんに英語をマスターできる学習法をお教えします。

前回は「英語essayの道しるべ ディスコースマーカーって何?」 と題して、essayのライティングに欠かせないディスコースマーカー(Discourse markers)について、(1)ディスコースマーカーとは?(2)Versant writing testでの「構成」(3)ディスコースマーカーの分類と整理――の3つに分けてご紹介しました。まずは復習クイズです。(   )に入るディスコースマーカーは何でしょうか。次から選んで入れてください。

so, for example, moreover, however, first

1:This is a cheap and simple process. (   ), there are dangers.
2:The rent is reasonable and, (   ), the location is perfect.
3:Colours often have symbolic meanings; (   ), black signifies grief in Western cultures.

では答えです。

1:However
2:moreover
3:for example

いかがでしょうか。できましたか?

これまで「書いて話せる、逆に書けないものは話せない」というコンセプトで、ライティングをすることでスピーキング能力を上げることを目的に連載を書いてきました。26回目の今回は、トピックを決めてスピーチの原稿を書くという練習を通じて英語essayのライティングをしようと思います。これまで連載でお伝えしてきた基本構成、ブレインストーミング、アウトラインを使っていきましょう。

今からやり方の例をご紹介します。いつも言っていますが、大事なことは「自分ならどうするか、自分ならどう考えるか」と自問自答して書いていくことです。やはり自分の力でやらないと意味がないですからね。

構成・工程の基本をおさらいして書こう

今回のTopic(お題)は Urban Vs. rural: Which is better? 、「都市か地方か、住むならどちらが良いか」にしました。このトピックは昔から英語圏の人も割と好きで、ディベートをやったりディスカッションしたりします。どちらも理由が明確に言いやすいからだと思います。つまり練習するのに最適です。

特に2020年から世界的なパンデミックが起こり、ワーキングスタイルが劇的に変化しました。一気にオンライン化が進み、リモートワークや在宅ワークなどが一般的になりました。そうなると改めて、このお題が面白くなります。以前は例えば「通勤が楽」といった理由で "Urban is better." という意見になりましたが、在宅ワークであればそれも一概に言えなくなりましたよね。このことから、ここで改めて考えてみるのも面白いなと思いました。

ここでEssayの基本構成を復習しましょう。レトリックはハンバーガー=1:Introduction(イントロ)2:Main Body(本文)3:Conclusion(まとめ)でしたね。そして基本工程は1:Planning(プラン)2:Organizing(アウトライン)3:Drafting(ドラフト・下書き)4:Revising(見直し)です。これに沿って書いていきましょう。

どちらの意見の例もご紹介したいのですが、今回は分量の都合上 "Urban is better." に絞ります。ここで注意ですが、「必ずしも私がそういう意見である」というわけではございません。特定のお題に対してスピーチ原稿を書く練習の場合、自分の本当の気持ちみたいなものはあまり大事ではありません。あくまで「論理的に説得できるか、理由を明確に述べられるか」が重要です。できれば、どちらの意見でも書いてみてください。

1:Planning(プラン)=ブレインストーミング

まずは日本語で考えてみて大丈夫です。できるならば直接、英語でもOK。都市の方が田舎よりも良いと考えられる要素を、まずは単語で考えてみましょう。最初の段階ではアイデアを出すために、整理せずに頭に浮かんだものを紙に書き出してみましょう(パソコン画面でももちろんOK)。

都市の良いところは、まず仕事のチャンスがいろいろあることですよね。交通網が発達して便利ですし、人がたくさんいるので新たな出会いもあります。友達もたくさんできます。そしてアフターワークや休日に楽しめるエンタメがたくさんあります。

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ディスコースマーカーを上手に使おう