――ほかに着こなしで差をつけるコツはありますか?
「帽子やアクセサリーを取り入れることですね。おすすめはマスクホルダーです。無機質な印象になりやすいマスク姿に洒落(しゃれ)っけを加味できますし、ネックレス感覚で取り入れられるのが魅力です」

大きめトップスと柄で個性 レザーサンダルで大人っぽく
――今回はショートパンツを使ったコーディネートを3組用意してもらいました。まずはオーバーサイズのTシャツを合わせた着こなしです。
「Tシャツとショートパンツだけだと単調になりがちなので、柄もののアイテムとアクセサリーをプラスしました。Tシャツは当店が日本発のBURGUS PLUS(バーガスプラス)に別注した一着です。着丈は短く、身幅は極端に広く作ってもらいました。無地ですが、シルエットに特徴があるので、ひと味違う印象になる思います」

――ショートパンツはどう選んだのですか?
「インドをイメージしてデザインされた、夏らしい雰囲気の柄を選びました。派手すぎないので、柄ものの帽子を合わせてもごちゃついた見え方にはなりにくいと思います。トップスとのバランスを考え、ジャストサイズを選びました」
――帽子も目を引くデザインです。
「将棋のコマのような柄をあしらったビズビムのストローハットです。ヤシの木を素材に用いた涼しげな質感が夏の着こなしにぴったりです。職人が手間をかけて一つ一つ手作りしている点も、質の高さにこだわるブランドらしいです」


――シューズ選びのポイントは?
「Tシャツ、ショートパンツとカジュアルな雰囲気のアイテムが多いので、足元は上品なレザー素材のサンダルでバランスを取りました。堅ろうな牛革製のアッパーと人間工学に基づいたアウトソールを用いたJUTTA NEUMANN(ユッタニューマン)の一足です。“サンダル界のロールス・ロイス”とも呼ばれていて、質にこだわる大人にぴったりです」
「シティーボーイ風」コーデ ソックスはライン入りが鉄則
――2組目はシャツを使った着こなしです。
「上品なシャツをあえてオーバーサイズで取り入れて、ショートパンツやスポーティーなスニーカーで着崩す、いわゆるシティーボーイ的なコーディネートです」

――シャツはどう選んだのですか?
「ポータークラシックが定番で手がけているシャツです。存在感のあるポケットと、後ろ身頃の立体的な作りが特徴です。シルエットは身幅が大きすぎず、着丈が短い、理想的な仕上がりと言えるでしょう」

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