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「自分は発信したとしても、他人の発信は見ない」というのは一つの方法です(写真はイメージ)=PIXTA

「自分は発信したとしても、他人の発信は見ない」というのは一つの方法です(写真はイメージ)=PIXTA

日経クロステック
キャリアアップや人間関係構築、給与などの待遇面、転職や起業――。技術者の多くは、自分の働き方について様々な悩みや不安を抱えています。人事コンサルタントとして様々な企業の職場活性化を支援する天笠淳さんが、こうした不安を解消し、働く楽しみを見いだすための具体的な方法を紹介します。

自分の働き方がこれでよいのかと疑問を持つ瞬間は、働いている最中だけではありません。むしろ休日やプライベートな時間に考え込んでしまうこともあります。そのきっかけの一つとなるのが、SNS(交流サイト)です。

例えば、IT関連の仕事をしているノブさん(仮名)の場合。ノブさんは日常的に、自分の身の回りの楽しいことをSNSで積極的に発信していました。発信すると友人がどんな反応をするかが気になり、頻繁にスマートフォンをチェックします。

そんなノブさんは仕事柄、しばしば休日出勤をします。休日出勤中の休憩時間にスマートフォンを開くと、友人が楽しい休暇の様子を積極的に発信しています。仲間とクルーザーで海に出たり、バーベキューに行ったりと、キラキラした休日の過ごし方を目の当たりにすることになります。下手をすれば、友人の投稿を見ることで休憩時間が終わってしまいます。

自分よりも楽しい生活を送っていそうな仲間の様子に触れると、「これと比べると自分は大したことないな」と感じ、嫉妬心を覚えてしまうノブさん。加えて「どうして自分は休日に仕事をしているのか。システムトラブルの緊急対応で土曜日が潰れてしまうのはつらい」と考え、どんどん気持ちが落ち込んでいきます。実際は休日出勤した分はきちんと代休をもらえるのですが、「平日に一人で何をすればいいのか」と悩んでしまうのです。

そもそも土日が休みではない人は、ノブさんのような気持ちになることが多いかもしれません。週休2日制を採用する会社は多いのですが、「土日が2日とも休み」の会社ばかりかといえばそうではありません。「水曜日と日曜日が休み」という会社もあれば、休暇は変則的で曜日が定まっていない場合もあります。友人などと休みが合わず、孤独感を覚えてしまうことがあるのは致し方ないことでしょう。

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