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「海外で活躍するための最初の一歩は?」「社会人として海外で学んでいる人の体験談を聞きたい」――。大リスキリング時代を迎える中、こうした問題意識を持つ方に向け、NIKKEIリスキリングは、「世界で活躍する」を長年実践してきた一橋大学名誉教授の石倉洋子さんと、会社員のキャリアを中断してベルギーの大学院で学ぶエディターの雨宮百子さんによるウェビナーを実施した。2回にわたり、当日の模様をお届けする。前編は渡航までの準備や心構えについて。(司会=NIKKEIリスキリング・桜井陽)

桜井 日経リスキリングセミナー「石倉洋子さんと考える 今必要な世界で戦うスキル」のお時間となりました。司会を務めます、NIKKEIリスキリングの桜井陽と申します。新型コロナ禍で海外に行きにくい状態が続いていましたが、そんな中でも日本を飛び出して新しいスキルの習得に励んでいる日本人がいることを皆さんに今日は知っていただき、1つでも2つでもヒントを持って帰っていただければなと思っております。

石倉さん、雨宮さんには、世界を舞台に活躍するためのマインドや実践方法、秘訣について伺っていきます。お2人とも今日はよろしくお願いします。まずは簡単な自己紹介をお願いします。

石倉 石倉洋子です、自己紹介のタイトルに「世界3拠点で活動する自由人を目指す」と書いてありますが、(世界の)どこにいても生活できるライフスタイルをめざしています。私の場合、国境って、そんなに意識したことはないのです。

桜井 ありがとうございます。では、雨宮さん。今日はベルギーからのリモート参加ですね。

雨宮 ご紹介いただきました雨宮百子です。私は2022年の8月に会社を辞めて、ベルギーの大学院で欧州の政治とビジネスについて学んでいます。こっちでは日々、挫折ばかりしているような感じなんですけれども、世界中から集まっている人たちと議論をしながら、日々一歩ずつ、英語だったりフランス語だったり、あるいはその欧州の背景だったりを学んでいる、みたいな形です。

日本でビジネス書の編集を16年からやっていたのですが、特に女性の著者から「外に出なさい」「もっと世界を見なさい」みたいなことをよく言われまして。それでも、お金や時間、キャリアとか、いろいろと言い訳をつけて結局行かなかったんですけれども、コロナで2、3年抑圧されたら何を思ったか突然ベルギーに行ってしまったっていう、そういう人間です。今日はモヤモヤしている皆さんに少しでもお役に立てる情報が発信できたらと思いますので、よろしくお願いします。

桜井 では、ここからはいったん石倉さんにマイクをお渡しして、お2人のトークに移らせていただきます。

変わる欧州と動かない日本

石倉 はい。まさに今、「世界で戦う」を実践している雨宮さん、なぜベルギーに行こうと思ったのか、また、みんなが言っているマインドセットを雨宮さんはどこから得たのか、そのあたりから教えてください。

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