日経PC21

ホームポジションを崩さない、失敗したら「Esc」で逃げる

IMEは「全角/半角」キーまたは「Alt」+「全角/半角」キーのほかに、「CapsLock英数」キーでもオンオフできる(図6)。このキーは両手がホームポジション(左手人さし指が「F」、右手人さし指が「J」の位置)のまま左手小指でポンと押せるので、キーボードに慣れた人に向く。また、「日本語IMEの設定」では、変換やオンオフに使うキーを変更できる(図7)。例えば「変換」キーにIMEのオンオフを割り当てるといった設定が可能だ。

図6 日本語入力のオンオフは「半角/全角」キーのほかに「CapsLock英数」キーでも可能。両手の指をホームポジションに置いたまま左手小指でポンと押せる
図7 「設定」画面を開いて「日本語」で検索し(1)、「日本語 IME 設定」を選ぶ(2)。一覧から「キーとタッチのカスタマイズ 」を選 択 する(3)「キーの割り当て」のスイッチを「オン」に切り替え(4)、4 種類のキーの機能を切り替えられる。ここでは「変換」キーの役割だけを切り替えた(5)

基本のキだが、入力して変換する前の文字列は「Esc」キーでキャンセルできる(図8)。「失敗したら逃げる(Escape)」と覚えよう。あと、人から借りたパソコンなどで使いたいのが「プライベートモード」(図9)。IMEは入力内容を学習してよく使う単語を優先候補にするが、プライベートモードでは入力履歴が残らない。個人情報やクレジットカード情報など残したくない文字列を入力するときはこのキー操作で素早く切り替えよう。

図8 意外と知らないのが「Esc」キーによる取り消し。文字を入力して確定する前に「Esc」キーを押すと変換前の文字がすべて消える
図9 「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら「F10」キーを押すと、プライベートモードに切り替わり、入力履歴が残らない。家族に内緒のネット検索などはこれで。もう一度押すと通常モードに戻る

IMEの設定メニューもキー操作で開ける(図10)。その際は英字キーによる選択も一緒に使うと素早い。例えば単語を辞書に登録する(単語の追加)なら、「Ctrl」+「F10」キー、続けてDictionaryの「D」キーだ(Windows 10のバージョン2004以降では、このショートカットキーは利用できない)。

図10  Windows 11では、日本語入力がオンのときに「Ctrl」+「変換」キー、あるいは「Ctrl」+「F10」キーを押すとIMEのメニューが開く(Windows 10のバージョン2004以降では、このショートカットキーは利用できない)。メニューの項目もキーで選ぼう。単語登録をしたければDictionaryの「D」キーだ。「設定は『Ctrl』+『変換』から頭文字」と覚えておこう

(ライター 田代祥吾)

[日経PC21 2022年6月号掲載記事を再構成]